「歴史を守るなら、まずは健康から」
そんな一文とともに、PC版ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」の公式Xで突如投稿された動画付きポストが、爆発的にバズリました。
かけ声をかけているのが、備前長船派の事実上の祖といわれている刀工、光忠の作「燭台切光忠(しょくだいきりみつただ)」をモチーフとしたキャラクターであったこともあり、ゲーム内のセリフから見え隠れするキャラクター性と相まって、SNSでは、ゲームのプレイヤーである、通称「審神者(さにわ)」を中心にリポスト、コメント投稿が右肩上がりに増えていきました。
育成ゲーム
そもそも「刀剣乱舞ONLINE」は、DMM GAMESが運営するオンラインゲームです。
日本の歴史を改変しようとする「歴史修正主義者」を、歴史を守ることが使命である付喪神(つくもがみ)たる「刀剣男士」(とうけんだんし)が切り伏せながら成長していくという育成型のシミュレーションゲームです。
既にミュージカル化されたほか、舞台、アニメ、漫画、実写映画、そして刀剣男士の本体たる刀剣が所蔵されている美術館や博物館とのコラボなど、もはや文化事業の一端となりつつあるとファンの間ではささやかれているコンテンツです。
3月28日は「審神者の日」
動画付きの投稿がポストされた3月28日は「328=さにわ」と読める日でした。この日は、ファンの間で「審神者の日」と位置付けられており、それに合わせて公式Xが投稿したというのが真相でした。
特設サイトがしっかり用意されていることなどからも、運営チームが本気で審神者を大切にしようとしていることが伺えます。
動画投稿もOKです
特設サイトの運用ルールによれば、ルールを守れば、動画への投稿、音源の使用が個人・企業とも可能とのこと。
元々二次創作にも非常に寛容だったこともあり瞬く間に爆発的な人気コンテンツとなった本作。今回のルール整備もばっちりでした。
運営チームの寛容な姿勢に対して、審神者の面々は、SNSで「毎日やろう」と宣言している人が数多く見受けられました。