明治ホールディングスは28日、事業子会社の明治で希望退職を募ると発表しました。

勤続15年以上の満50歳以上の管理職と総合職の社員が対象で、募集人数は定めません。募集期間は10月29日~12月19日で、退職日は2026年3月末です。
明治ホールディングスの従来の業績予想は、食品や医薬品事業が堅調に推移していることから純利益が前期比6・3%増の540億円になると見込んでおり、業績が堅調な中で将来を見据えて実施する「黒字リストラ」となります。
明治の従業員は約1万人ですが、対象となる人数は非公表です。希望者には通常の退職金に特別加算金を上乗せして支給するとしています。
SNS上の反応
明治ホールディングスが、傘下の明治で黒字リストラを実施するというニュースに対し、SNS上ではコメントが相次いでいます。
emogram編集部では、今回のニュースに対して寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「批判的」な声(50%)
「社員は家族、死ぬも生きるも運命共同体と1つ釜の飯を食って頑張って来たのにネ~😤家族を簡単に捨てる企業は成長止まると思います。😡⚡️」
「まさか日本人の首切って外国人労働者を雇うのでは無いでしょうねー😤そんな事したら不買運動するぞ~😤」
「50代は就職氷河期の人たちですね。企業の都合で人生を翻弄されて酷い目にばかり遭う損な世代だと思います」
「黒字なのにリストラをするのかと驚いた」
主な「懸念・不安」の声(30%)
「もう大企業でさえ50代で黒字リストラするんだから、『入社したら一生安泰!!』なんて時代は終わりつつあるんだな」
「自分は事務職だから働き続けるなら何か強みを身に着けないといけないか」
「本当に終身雇用の時代は終わったんだな。様々な場所で働ける力を身に付けておかないとチャレンジなんて出来ない」
主な「皮肉・冷笑」の声(20%)
「50過ぎのジジイに『社会での新キャリア挑戦を支援』って無理あるでしょ」
「明治は遠くになりにけり、、、」
「 経営は順調でも働き方の再編が続く時代。50歳からの〝再スタート〟って勇気いるよな」
まとめ
今回の分析では、明治ホールディングスが、傘下の明治で黒字リストラを実施するというニュースに対し、50代の就職氷河期世代が再び不遇な扱いを受けているという意見のほか、業績好調なのに黒字リストラすることへの批判や驚き、 終身雇用の終焉を実感する声などが多く見られました。
ライターコメント
大手企業では黒字リストラが広がっています。今年4月、マツダが事務職などで働く50代以上の正社員500人を対象に転職希望者を募集すると発表し、パナソニックホールディングスも5月、国内外で1万人規模の削減を公表。さらに9月には三菱電機が2026年3月期に過去最高益を予想する中で満53歳以上の社員などを対象に黒字リストラを行うと発表し、三菱ケミカルグループも連結子会社三菱ケミカルで同様の措置を行う計画を打ち出しました。SNS上でも相次ぐ「黒字リストラ」に対する関心は高く、「従業員にとってはたまったもんじゃない」「本当に終身雇用の時代は終わった」などのコメントが相次ぎ寄せられていました。












