今期1,450億円の純利益を見込みながら、満50歳以上の社員約4,600人を対象に希望退職を募集すると発表した三菱ケミカルグループ。三菱電機やパナソニック、マツダなど大手製造業でも、業績好調や過去最高益の陰で人員構成の適正化を図る「黒字リストラ」が相次いでいます。製造現場以外のホワイトカラー(事務職)を中心に、「若手へのバトンタッチ」やAI・デジタル化を見据えた構造改革の一環として行われるケースが多く見られますが、こうした動きにSNS上では批判や懸念の声が噴出。その一方で「事務職余剰の時代だから当然」「割り増し退職金が羨ましい」という冷静な諦観や肯定的意見も交錯しています。
SNS上の反応
業績が好調な中で人員削減を行う「黒字リストラ」を行う企業が増加する中、三菱ケミカルも実施を決めたというニュースに対して、SNS上ではコメントが相次いでいます。emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「批判的」な声(35%)
「黒字なのにリストラ?最近の大企業はおかしい。リストラすべきは幹部の方。社員は悪くない」
「氷河期世代が中年になった頃に早期退職が流行るのも酷すぎる」
「希望退職の費用は顧客が払ってる。厳しすぎる雇用規制がこのような付加価値にならない費用を生み出しているのでは?」
「長年会社に貢献して来た社員を目先の利益のためリストラする、これは株主配当のためかな…」
「年とって給料が高くなった人材減らして外国人の安い労働力入れたいんだろうね。何処が人手不足なんよ…」
主な「懸念」の声(25%)
「ホワイトカラーのAI失業は近く社会問題になるね」
「人材の流出が…あーあ」
「不景気が先に見えておるのですね」
「日本は完全に終わりかけか」
主な「諦観」の声(20%)
「そらそうなるわ。生産・売上に直結する生産職は著しい人手不足で給料を上げまくらないと人材確保がままならない一方、事務職なんて人間ダダ余り」
「これから先、特殊な事務以外のデスクワークはAIがやるんじゃないの?」
「正直、AIやデジタル化の時代に営業や製造従事者以外は人間は必要ないと思う」
「時代の流れに合わせた事業転換か」
主な「ポジティブ」の声(15%)
「退職金増額なら喜んでやるパイ」
「羨ましい。うちもやって欲しい」
「大手ほど無能な高給取り人材余りが多いかと。定年まで居座る気だから席が空かねぇのよ」
「さすがに50歳以上の割合が高過ぎ、希望退職募った方がいいでしょ」
主な「提案」の声(5%)
「正直、こういう人たちをリスキリングして人手不足らしい介護や建設業に斡旋しても良いような気がする」
「国は雇用の流動性を考えるなら中小企業の50歳以上の雇い入れは3年程度年収減を補填する補助金を出しては」
まとめ
今回の分析では、業績が好調な中で人員削減を行う「黒字リストラ」を行う企業が増えていて、三菱ケミカルも実施を決めたというニュースに対して、「AI時代の到来により事務職が不要になっていくという技術変化」への認識を示す声が多く見られました。また、「生産・売上に直結する技術職や現場職は人手不足だが事務職は余剰人員という雇用のミスマッチ」を指摘する声のほか、黒字企業のリストラに対する疑問や批判、氷河期世代が中年になった頃のリストラという社会的タイミングの問題、リストラされた人材の再就職先や活用についての提案などさまざまなコメントが寄せられていました。
ライターコメント
業績が好調な中で人員削減を行う「黒字リストラ」を行う企業が増えている現状に対しSNS上では「事務系、特に経理とかは省力化で人手いらなくなるわな」という声がある一方、「現場が疲弊するだけでは? 職場に年配の年齢層は必要ですよ。現場が働き盛りの社員ばかりになると、雰囲気が殺伐としてきます」と希望退職後の職場の状況を懸念する声も多く見られました。







