STARTO、3年ぶり紅白出場調整にファンは複雑な心境「紅白よりカウコン復活して!」

By - emogram編集部ゆんち
エンタメ

サンケイスポーツの「一報」に、SNSが大荒れです。

サンスポが報じたところによると、大みそかに生放送される「第76回NHK紅白歌合戦」(後7・20)にSTARTO ENTERTAINMENT所属アーティストの3年ぶりの出場がほぼ確実となり、King&Princeやtimeleszが筆頭候補に挙がっていることが9日までに関係者への取材で分かったというもの。

正式に決まれば、キンプリは3年ぶり6回目、timeleszはSexy Zone時代を含め7年ぶり7回目。どちらも現体制では初出場となるとしています。

一見、めでたいニュースに思えますが、ファンの反応は意外なほど冷ややか。いや、冷ややかどころか、怒りの声すら寄せられています。

何が起きているのか?――3年間の〝空白〟

まずは状況を整理しましょう。

2022年まで:毎年5組ほど出場 旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)所属のアーティストは、紅白の常連でした。ベテラン、中堅、若手とバランスよく毎年5組ほどが出場し、大みそかを彩っていました。

2023年:性加害問題で出場ゼロ 旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、NHKは「被害者への補償や再発防止の取り組みが十分と判断されるまで新規契約を行わない」と表明。2023年末の紅白は、史上初めて所属アーティストの出場が0に。

2024年:引き続き出場ゼロ SMILE-UP.とSTARTO ENTERTAINMENTが分離し、マネジメント業務はSTARTOが引き継いだものの、紅白出場は再び0。ただし、2024年2月にはAぇ! groupが「うたコン」に登場し、STARTO所属タレントとして初めてNHK番組に出演しました。

2025年:3年ぶりの復活へ? そして今回、「2〜3組が出場する方向で調整」という報道。近日中にNHKが正式オファーし、「今年は若手グループが中心になりそう」とのこと。

NHKの〝本音〟が見え隠れ――視聴率の伸び悩み

ここで注目したいのが、NHKの視聴率です。

2023年:史上最低視聴率30.9% STARTO勢が不在だった2023年。代わりにアニメ主題歌やK-POPを増やしましたが、視聴率は史上最低の30.9%(第2部、関東地区)を記録。

2024年:31.7%と微増も振るわず B’zのサプライズ生歌唱で盛り上がったものの、視聴率は31.7%と依然として低迷。

一方、STARTO側は2024年の大みそかに各グループごとに配信を実施し、ファンに大好評。配信開始時間は紅白と重なり、関係者は「STARTOファンの〝紅白離れ〟も視聴率に影響したのでは」と分析しています。

つまり――NHKは視聴率回復のためにSTARTOに〝すがっている〟ように見える。ファンはそこに敏感に反応しているんです。

SNS上の反応――圧倒的な「否定派」が多数

感情分析の結果、驚くべきことが分かりました。

否定的・反対派:圧倒的多数

「紅白なんて出なくていいです!!!とメッセージ送ろうかな」

「紅白には出ないでほしい😣💦 嫌な思いをさせられた事、今も続いてます😭 今年こそ、カウコンを復活させてほしい!」

「あんだけ侮辱したのに、視聴率が少ないとすがりついて、、、生配信してくれるだけでもありがたいし、むしろ生配信をみるわ!」

「今更?タレントに対して酷い扱いしてきたのは、NHKでしょ?紅白の視聴者率が落ちてるからってタレントに助け求めんな」

「偏向報道や誤報道でタレント締め出しておいて謝罪もなしに紅白出演オファーはあり得ない。紅白よりカウコン復活して欲しい」

キーワードは「謝罪」と「カウコン」

ファンが怒っているポイントは大きく2つ:

1、NHKが謝罪していない
「トイレでの性加害報道」など、誤報があったとファンは主張。それに対する謝罪がないまま、視聴率のためにオファーするのは虫が良すぎる、と。

2、紅白よりカウコンが見たい
カウントダウンコンサート(通称カウコン)は、旧ジャニーズ事務所が毎年大みそかに開催していた伝統的なイベント。ファンにとっては紅白以上に大切な〝年末の風物詩〟でした。

条件付き容認派:複雑な心境

「いろいろNHKには思うことはあるけれど、アーティスト側が出たいのであれば応援します。でも、あの時のNHKのタレントたちへの嫌がらせは忘れません」

「ただもし、Snow Manが出ることをまた正解だというならこちらも信じてついていくしかない。。。でも個人的にはこのテレビ局許せない」

「目黒くん、俺たちが正解って言ったよね。信じてるからね」

「出たら出たでそのグループに対する誹謗中傷が問題 会社とNHKはそこまで考えて調整して下さいませんか?」

ここに、ファンの本音が見えます。「NHKは許せないけど、タレントが出たいなら応援する」という、なんとも切ない葛藤。

Snow Manの目黒蓮さんが過去に「俺たちが正解」と言ったことを信じて、タレントの判断を尊重しようとする健気さ。

そして、出場した場合の誹謗中傷を心配する声――これは、2023年に締め出された際、タレント個人への批判が殺到した経験からの懸念です。

中立派:どちらでもいい

「個人的にはどちらでもいいが本音 毎年観たい所だけ観るからね」

「これで、結局出なかったらめちゃめちゃ面白い🤣」

「SixTONESかキンプリかなにわ男子かな?Aぇさんがいいけど笑笑」

冷静な意見や、むしろ楽しんでいる様子も。どのグループが出るか予想する声も見られました。

肯定派:少数だが存在

「きた!!」

「嵐と Timeless もしくは補欠で Travis Japanだけで十分」

「真っ白でヌメッとした顔の韓タレでは視聴率取れないからだろうね」

「肯定的な意見は少数ですが、K-POPとの対比で語る声もありました」

出場予想――「若手中心」の意味するもの

サンスポの報道によれば、「今年は若手グループが中心になりそう」とのこと。

SNSでは「SixTONES、キンプリ、なにわ男子、Aぇ! group」などの名前が挙がっています。

注目すべきは、「2〜3組」という数字。かつては5組ほど出場していたことを考えると、かなり絞られています。これは、NHKとSTARTOの間の”慎重な調整”を示しているのかもしれませんね。

まとめ

SNSの反響から見えるのは、ファンの〝複雑な心境〟です。

表面的には「紅白なんて出なくていい!」と言いながらも、その裏には「でもタレントが出たいなら応援する」という優しさがある。NHKへの怒りと、タレントへの愛情が、同時に存在しています。

「カウコン復活して!」という声がこれほど多いことに驚いた人も多いのではないでしょうか。紅白は〝国民的番組〟として絶対的な存在だと思っていたけど、ファンにとっては「紅白<カウコン」なんですね。

そして、「謝罪が先」という声の多さも無視できません。

NHKにとってSTARTOは〝視聴率回復の切り札〟に見えるかもしれないけど、ファンにとっては大切なタレントを〝利用〟されているように感じる。この温度差が、今回の反応の背景にあるのではないでしょうか。

ライターコメント

果たして、STARTOは正式オファーを受けるのか。受けたとして、どのグループが出場するのか。そして何より、この〝3年間の空白〟をどう埋めるのか。大みそかまで、目が離せません…というわけで、私はたぶん見ることになると思います🤔

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