マーケティング会社の刀(大阪市)は25日、東京・お台場にある完全没入型のライブエンターテイメント施設「イマーシブ・フォート東京」を2026年2月28日をもって営業終了すると発表しました。
物語の世界に入り込む「没入感」を楽しめることを売りにした施設として開業当初は話題を集めましたが、その後は集客に苦戦して、2024年3月の開館からわずか2年で閉鎖することになりました。刀では、撤退理由について「本施設規模が過大であると判断し、営業を終了する決断に至りました」としており、顧客ニーズと乖離があったと説明しています。
イマーシブ特化のアトラクションで話題に
イマーシブ・フォート東京は2024年3月にお台場の「ヴィーナスフォート」の跡地に誕生。用意されたアトラクションは、すべて、非現実空間に実際に当事者の目線で入り込む体験「イマーシブ(没入感)」に特化されており、鑑賞者ではなく当事者としての体験を楽しめるよう工夫が凝らされました。
価格は体験するアトラクションによって異なり、公式ホームページによれば、税込みで4800円~2万4800円となっています。

パーク内で突発的に起きるマフィアとスパイの争いに巻き込まれるショー「スパイ・アクション!」や、「推しの子」「東京リベンジャーズ」といった人気アニメを活用したものなどが用意され、開業当初はメディアなどにも頻繁に取り上げられ、大きな話題となりました。
SNS上の反応
イマーシブ・フォート東京の営業終了の発表を受け、SNSでは多くのコメントが寄せられています。
SNS上に寄せられたコメントは具体的にはどんな反応だったのでしょうか。
emogram編集部が独自分析したSNS上の反応を一緒に見ていきたいと思います。

「心を動かす体験をありがとうございました」
SNS上に寄せられたコメントを見てみると、営業終了に対して「この値段じゃあね」「価格設定が高すぎた」「リピートしにくい設計だった」といった冷静な受け止めも一定数見られました。一方で、「人生が変わるほどの体験をありがとう」「一生の思い出になった」などの感謝の声と閉館を惜しむ声、閉鎖に深い悲しみを感じたというコメントもありました。
全体的な反応としては、最後まで応援したいという前向きなコメントがある一方、「予想された結末」と冷静に分析する反応に分かれていました。












