青森の自然に抱かれた「温泉民宿 南部屋」。ここで2月上旬から始まった、一頭のカモシカ「カモちゃん」と宿主・田村暁さんの不思議な交流が、引き続きSNSで多くの人の心を揺さぶっています。
2週間、毎日会いに来てくれた
カモちゃんが南部屋の周辺に姿を見せ始めたのは、2月の頭のこと。それから約2週間、カモちゃんはほぼ毎日、田村さんの前にその愛くるしい姿を見せてくれました。
こちらのカモちゃんは、今流行りの怖いカモシカバージョンです。「なんだコノヤロー!」とでも言ってそうな顔がジワります。

emogram編集部でも、田村さんがアップする日々の記録を心待ちにしていましたが、物語は突如として急展開を迎えます。2月14日の夜を最後に、カモちゃんがプツリと姿を見せなくなったのです。
「手に着かない」…深まる〝カモロス〟
毎日会えていた存在がいなくなる喪失感。田村さんはSNSで、揺れ動く胸の内をこう綴っています。
「カモちゃん今日も来ず…もう3日になる。ここ数日で一気に雪が解けたので、ウチまで来なくても山中で食料が探せる様になったか…そうなら良いけど…」
emogram編集部の取材に対しても、「カモちゃんが気になってほかのことが手に着きません。こんなことではいけない」と、切実すぎる心境を吐露。emogram編集部でも祈るような気持ちで毎日公式Xを確認し続けましたが、3月6日現在、カモちゃんの再訪は叶っていません。
看板犬たちの〝逆襲〟と、宿主の反省
田村さんがカモちゃんの面影を追い、過去のお尻ショットなどを投稿して寂しさを紛らわす一方で、面白くないのが田村さんの愛犬2匹です。
「ヌシが連日『カモちゃん…カモちゃん……』とカモちゃんの姿ばかり探しているせいでいい加減に激オコ状態の2匹のワンコ。。。心より反省しお詫び致します……」

カモシカに恋い焦がれる主人に呆れ果てたのか、ワンコたちはすっかり「激オコ」のご機嫌斜め。確かに2匹のワンコさん、ちょっと表情が険しいような…。
カモちゃんも愛した(?)驚愕の「源泉かけ流し」宿
さて、カモちゃんの話題で持ち切りですが、実はこの「温泉民宿 南部屋」、旅人にとって知る人ぞ知る〝聖地〟でもあります。
特筆すべきは、こだわりの温泉。加温・加水・循環・消毒を一切行わない、文字通りの「源泉100%かけ流し」。地元の旬の食材をふんだんに使った心のこもった2食が付いて、そのお値段は驚愕のひとことです。
- 冬季:1泊2食付き 6,400円
- 夏季:1泊2食付き 5,800円
この時代に信じられないほどの低価格で、田村さんの温かなおもてなしを受けることができます。カモちゃんが「山に戻っても元気でいてくれれば」と願う田村さんの優しさは、そのまま宿の心地よさに繋がっています。
こちら、夕食じゃありませんよ、朝食の一例です!

カモちゃん、気が向いたらまた、温泉と田村さんに会いにきてね!
ライターコメント
田村さんの「カモロス」ぶりが他人事とは思えず、胸が締め付けられます。でも、カモちゃんがいなくなった理由を「山で食べ物が見つかるようになったなら、それでいい」と、相手の幸せを第一に考える田村さんの優しさに、南部屋が愛される理由を見た気がします。 それにしても、1泊2食で5,800円(夏季)て…。カモちゃんも、この宿の「いい空気感」に惹かれてやってきたのかもしれませんね。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
ゆんちの「カモちゃん」記事












