YouTube「市川市公式チャンネル」より

飼育員はタレントではない 市川市動植物園が呼びかける「サル山観察中」の優しい距離感

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

いよいよ本格的なゴールデンウィークがスタートしました。連休中は、ニホンザルの「パンチくん」で知られる市川市動植物園(千葉県)も、たくさんの人出が予想されています。サル山の周辺はバリケードを以前より広めに設置するなどさまざまな対処をしてきましたが、このたび市川市動植物園公式Xから、来園者に向けて改めて「お願い」が投稿されました。

公式Xからの「多言語」での切実なお願い

公式Xの投稿は、日本語と英語の2カ国語で以下のようなメッセージを投稿しました。

公式Xより:「サル山観察中の飼育員の業務に支障が出るため、長時間話したり撮影することはご遠慮ください。 Please refrain from taking photos, recording videos or talking to the zookeepers who are checking on the Monkey Mountain as it could interfere with their tasks.」

パンチくんの世界的ブームにより、海外からの来園者も増えていることにも配慮した多言語での発信。サル山担当の2人の飼育員は、サル山全体のサルの世話をする一方で人工哺育でパンチくんを育て、最近では群れ入りを支え続けています。

またパンチくんも親代わりだった2人が大好きで、食事の時間はパンチくんが飛びつく姿もよく見られ、その温かさからも飼育員に対して注目が集まっていました。

つい話しかけたくなったり、カメラを向けたくなったりしてしまうファンも多いようですが、飼育員はタレントでもアイドルでもありません。飼育員がサル山の周辺に出てきて、サル山を観察していることがあり、つい、話しかけたくなることもあると思いますが、それが飼育員の本来の業務の妨げになってしまうこともあるのです。

パンチくんの未来を守るための「優しい距離感」

サル山を訪れたら、静かにそっと見守る。それこそが、パンチくんの安全な群れ入りと、最前線で命を守る飼育員に対する「一番の応援」になります。

連休中に市川市動植物園を訪れる際は、心の中だけで「飼育員さん、いつもありがとう!」とエールを送りながら、動物たちの生き生きとした姿を楽しみたいですね。

ライターコメント

パンチくんを懸命に育ててくれた飼育員のお2人を見かけると、つい「いつもありがとうございます!」「パンチくん、今日はどうですか?」と話しかけたくなってしまいますよね。でも、パンチくんのためには飼育員には負担を掛けないことが一番です。これからも「動物ファースト」の市川市動植物園のスタンスを、みんなで守っていきたいですね。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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