女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第45話が29日放送され、りんと直美に諭されて考え方を改めた永田康介(シソンヌじろうさん)が看病婦の妻・永田フユ(猫背椿さん)に「君の仕事はなんか、なんかじゃないって」と仕事に対する理解と感謝の言葉をかけ、フユに久しぶりの笑顔が戻る展開に視聴者から感動の声が殺到しました。
教会で寛太に手紙のことを聞く直美
ある晩、直美のもとに手紙が届きました。差出人は「小日向」。かつて直美を騙した詐欺師の寛太(藤原季節さん)で、後日、直美は寛太と下谷松町教会で会い、手紙のことについて聞きました。
寛太の調べでは、夕凪は直美の母親で間違いなく、25年ほど前まで品川の錦栄楼という店にいた人気の女郎で、男と足抜けしたらしいといいます。直美は、お守りの中に入っていた「浦崎八幡」と書かれた木札を見せ、どこの神社か探してほしいと頼みました。
「後悔しても知らねえぞ」
直美はこのお守りが首にかけられた状態で乳飲み子の時に横浜の教会の前に捨てられていました。「何で今さら?」と首をかしげる寛太に、直美は「病院で実習するようになって、いろんな人に出会って、生まれたばかりの子、死にそうな人…いいやつも嫌なやつも…そしたらどんな人なのか見てみたくなった。私をこの世に産み落とした人の顔を。見てどうしたいのかは私にも分かんない」と答えました。
寛太も「それは…面白そうだな」と興味を示しながら、直美に「後悔しても知らねえぞ」と言いました。
「手術介助」を教えてもいいというフユ
一方、これまで散々りんたちに嫌がらせをしてきたフユが、りんたちに「手術介助」を教えてもいいと言い出しました。フユはりんにその経験を教えてほしいと頼まれていましたが、その代わりに金銭を要求していました。そんななか、フユの夫・康介が足のケガで働けないでいることを知ったりんと直美の2人が休日、看護に訪れるようになり、凝り固まった康介の心をほぐしていきました。
康介は「なんか」が口癖で、自分のことや妻の看病婦という仕事を卑下していましたが、りんと直美は、フユは「なんか」と言われるような仕事はしていないと諭し、永田夫婦の考えを変えていきました。ある日、詰所でフユは、りんたちが介助をやってくれれば自分が楽になるという「理由」をあえてつけながら、伝授を約束。そして「飴。喜んでたわ、主人が。ありがとう」とりんと直美の気遣いに感謝しました。
助け合う関係に変わる看病婦と見習生
その頃、看病婦の三浦ツヤ(東野絢香さん)は、りんと直美の同期の見習生、泉喜代(菊池亜希子さん)と同じく、嫁ぎ先で子供が産まれず離縁された過去があったことを明かしていました。看病婦と見習生はお互いの知識を教え合い、助け合う関係に変わっていっていました。
りんは、教授の今井益男(古川雄大さん)が執刀する手術で介助を担当すると、フユが補助に付いてフォロー。りんはフユに感謝しました。看護担当教師のバーンズ(エマ・ハワードさん)も看病婦と見習生の関係の変化に気づきました。
そして、その日の夕食の場で、バーンズは、手術介助の実習に参加しない直美に理由を尋ねました。直美は「私は不器用なので。別の診察科で働いたほうが患者さんのためになると思っています」と答えました。バーンズはその考えを尊重しました。
意識を失った小野田に混乱するゆき
ある朝、見習生の東雲ゆき(中井友望さん)が小野田の検温に行くと、担当する小野田里久(宮地雅子さん)が意識を失ってしまいました。
ゆきは混乱し、腰を抜かしてしまいます。その場にいた工藤トメ(原嶋凛さん)が小野田に必死に呼びかけますが、反応はありませんでした…。
SNSの反応
『風、薫る』の第45話の放送に対し、SNS上では視聴者から多くの反響が寄せられています。
■「この2人だけ別軸のドラマやってる!」直美&寛太のコンビに好意的な声:直美と寛太のやり取りには、「意外とこの2人いいコンビかも」「この2人だけずっと別軸のドラマやってるんよ。最高かよ」と楽しむ声が多数。また、2人を密かに見守る吉江先生に対しても「吉江先生の家政婦は見た、状態は心配性のお父さんみたいで安心する」と、ユーモア交じりの温かい視線が注がれています。
■「フユさんの笑顔最高!」康介との絆とシソンヌじろうの演技力に絶賛:夫・康介の言葉でフユが久しぶりに笑顔を見せたシーンには感動が殺到しました。「今日のフユさん、とても表情が柔和になって素敵な女性に感じました」「フユさんの笑顔すごく良かったから、こちらは泣きそうになりました」との声や、「シソンヌじろうがこんなに演技上手いとは知らんかった」と康介役のじろうさんを称賛するコメントも目立っています。
■「心の尖った部分が丸くなる」甘い飴が繋いだ、フユとりんの雪解け:フユとりんが「梅ぼ志飴」を通じて歩み寄り、看護婦と看病婦の関係が改善していく展開には、「甘い飴をなめて、心の尖った部分が丸くなっていくようなお話でした」とホロリとする視聴者が続出。「いつも不機嫌だったフユさんの笑顔が最高に素敵で、ここからの和やかムードに心が温まりますね」と、今後の展開への期待が高まっています。
ライターコメント
ずっとりんたちにキツく当たっていたフユが康介に見せた、心からの柔和な笑顔。そして、りんと直美にフユが放った「飴。喜んでたわ、主人が。ありがとう」という素直な言葉に思わず涙腺が緩んでしまいました。看病婦と見習生たちの間にあった見えない壁が、少しずつ思いやりに変わっていく温かい展開が本当に素晴らしかったですね。 一方で、直美の母親探しの行方や、ラストで突然意識を失ってしまった小野田さんの容態など、気がかりなことも山積みです。来週は一体どんな展開が待ち受けているのか、月曜日が待ちきれません!
『風、薫る』過去記事
NHK朝ドラ『風、薫る』【第44話】「なんかじゃありません」りん(見上愛)と直美(上坂樹里)がフユ(猫背椿さん)へ示した敬意にSNS共感の嵐






