上坂樹里さん

NHK朝ドラ『風、薫る』(75)「辞めていいよ。看護婦」直美(上坂樹里)がりん(見上愛)を突き放した本当の理由に視聴者涙

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第75話が10日放送され、心身ともに限界に達したりんに、一番の理解者である直美が心を鬼にして「看護婦を辞めるように」と突き放す一方、実は、次の道まで用意していた不器用で深い優しさが描かれた展開に、多くの視聴者が心を打たれ、涙しました。

「ずっと苦しいでしょ?」と突き放す直美

末期がん患者・山本辰治(本田大輔)の死後、看護婦として、人としての正しさに悩むりんは、心身ともに限界へ追い込まれました。そんなりんに直美は「りん。看護婦、辞めな。りんの事情は患者さんには関係ない。外科看護婦取締として、今のりんには看護婦として働いてもらうわけにはいきません」と伝えました。

「私はクビってこと?」と問うりんに、直美は「私にそんな力はない」と返し、「りんはそれで誠実な看護できてると思う?」と静かに問い掛けました。「ずっと苦しいでしょ? 辞めていいよ。看護婦」。りんは「生きていけない。誰より直美さんが知ってるでしょ? 私が働かなきゃ、環も母上も生きていけない…」と声を震わせ、詰所を飛び出していきました。

捨松はりんのために奔走

一方、大山家では、捨松と陸軍大臣の夫・巌(高嶋政伸さん)が女性の生きる道の狭さについて語り合っていました。「おはんなファイターじゃ」と巌に評された捨松は、りんのために巌の伝手を頼り、新たな働き口を探して奔走していました。

太一の一言に胸の内を揺さぶられるシマケン

その頃、小説家を目指す「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group佐野晶哉さん)は、「細い大黒柱くらいにはなれそうだ」と、りんを支えるため安定した収入を得られる書評の仕事に打ち込んでいました。

しかし友人の槇村太一(林裕太さん)から「りんさんのために小説を本当に諦められるのか?」「人のために自分を諦められる人間じゃない」と核心を突かれ、胸の内を揺さぶられます。

仕事のあっせんをお願いするりん

その頃、看護服姿のまま街をさまようりんは、かつて働いていた「瑞穂屋」の前へたどり着きました。物陰から、娘・環(英茉さん)と母・美津(水野美紀さん)が元気に過ごす姿を見つめると、意を決して社長・清水卯三郎(坂東彌十郎さん)に「どこでも何でもやります」と新しい働き口のあっせんをお願いしました。

それに対し卯三郎は「お断りします」ときっぱり断りました。そして、なぜ看護婦を辞めて戻ろうとするのか、その覚悟を問い、「私があてがえる仕事では、環ちゃんを女学校へやれるほどの給金は払えるものではありません。それでも構わないのですか?」と現実を突き付けました。りんは頭を下げて立ち去るしかありませんでした。

一ノ瀬家でりんを待っていた捨松

夕方、肩を落として帰宅したりんを居間で捨松が待っていました。りんは看護婦を辞めるよう言われたこと、その理由を打ち明けます。捨松は「ならば、場所を変えてはどうですか?」と新たな道を示しました。捨松が紹介したのは、新潟・上越にある女学校の舎監の仕事。1人で住み込みで働くという条件で、家族と離れたくないりんは即断できず、時間をもらって家族と相談することになりました。

一ノ瀬家を後にした捨松は、待っていた直美に「ごめんなさい。新潟の仕事しか見つからなくて…」と謝ります。直美は、傷ついたりんを一度医療の現場から離し、別の場所で再び立ち上がれる道を模索していました。「直美さんも、辛かったわね」。そう言い残して去る捨松。頭を下げた直美がふと振り返ると、そのやり取りをりんが静かに見つめていました。

SNS「りんを救うにはこれしかない」と直美への共感殺到

『風、薫る』の第75話の放送に対し、SNSでは視聴者からさまざまな反応が寄せられています。

■心を鬼にした直美の愛に涙!りんへの不器用な優しさに共感殺到:直美がりんに看護婦を辞めるよう突き放したシーン。一番の理解者だからこそ心を鬼にして放った厳しい言葉と、陰では捨松様にフォローを頼み、新潟での新しい就職先まで手配していた直美の深い愛情に感動の声が殺到しました。「りんを救うにはこれしかない」「めったに泣かない直美の涙に胸が痛む」と、多くの視聴者がその葛藤に涙しました。

■最強の「ファイター」夫婦!捨松様の行動力と巌の懐の深さに喝采:りんに仕事を紹介した捨松様の素早い行動力と、それを支える夫・大山巌の理解ある姿にも称賛が集まりました。社会のために知識を行動で示す捨松様を「ファイター」と呼ぶ巌の懐の深さに、「最高の旦那様」「明治の強い女性たちが時代を切り拓く姿が尊い」と胸を熱くし、朝から元気をもらう視聴者が続出しています。

■シマケン、夢を諦めないで!他人を理由にする姿に心配と厳しい声:一方、りんのために小説家の夢を諦めようとするシマケンに対しては懸念の声が。「りんのためと言いつつ、他人を言い訳にして現実から逃げているのでは」「その決断はりんも嬉しくないはず」と、厳しいながらも夢を応援する意見が多数寄せられました。また、新潟へ行くことになりそうなりんと、娘の環が離れ離れになってしまう展開を心配する声も上がっています。

ライターコメント

「辞めていいよ」という突き放すような言葉の裏で、誰よりもりんの心身を案じ、次の道まで用意していた直美の愛情に、朝から涙が止まりませんでした。それを察して即座に行動に移す捨松様の「ファイター」ぶりも本当にかっこよかったです。全てを知ってしまったりんが、直美の思いをどう受け止め、新潟行きを決断するのか。そしてシマケンの夢の行方はどうなるのか。来週の放送も待ちきれません。

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