女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第124話が17日放送され、りんと直美が、三浦ツヤ(東野絢香さん)や魚住セツ(村上穂乃佳さん)の志をきっかけに、看護婦試験の合格だけを目的とせず、患者から信頼される存在を育てるという理念を掲げる看護婦養成所の設立を決意する展開が描かれました。また、胃がんの手術を受けていたシマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)の術後の看病に元恋人のりんが丁寧に向き合う展開に視聴者が感動。Xではこの日も「シマケン」というワードがトレンド入りしました。
緊張感を漂わせながらシマケンを問診するりん
シマケンの元を訪れたりんは看護服に着替え、緊張感を漂わせながら静かに問診を開始。手術によって一度に食べられる量が減ったシマケンに、まずは体力を回復させるために、回数を分けて出すと指導しました。
直美は、手術がうまくいったことを喜び、それに対し、シマケンは、自分ひとりだったら絶対に手術を受けなかったと強調。シマケンはさらに、甥の文史朗(蒼井旬さん)の存在が手術を受ける決断につながったと言いました。直美は「今後、りんにシマケンさんの看護を任せてもいいですか?」と確認。シマケンは深くうなずきました。
「僕のせいなんです」とりんに謝る文史朗
シマケンに優しく寄り添うりんを見た文史朗は、りんに、「僕のせいなんです。僕の父が借金作って逃げて…。それで叔父は浜松に来てくれたんです。母もすぐに亡くなって…」と申し訳なさそうに言いました。
事実を知ったりんは「そうでしたか…」と少し驚きました。
「一緒に看護婦になりたいです」とセツの背中を押すツヤ
その後、恵風会の事務所では、独学で勉学に励むツヤの姿に背中を押されたセツが、看護婦という仕事に強い関心を示しますが、なかなか踏ん切りがつきません。
「ツヤさん見てたら、字書けないって尻込みしてるのが情けなくなって…。ただ…あたしみたいなもんが…」。そんな躊躇するセツの背中を、ツヤが「一緒に看護婦になりたいです」と押します。周りも賛同し、セツは「よろしくお願いします」と頭を下げました。
養成所の目標を生徒に説く直美
セツの志を受け止めた直美とりんは、行き場のない女性たちが自立できる道を作るため、自らの手で看護婦養成所を立ち上げる決意を固めます。
その後、恵風会の看板の横に「恵風派出看護婦養成所」の新たな看板が掲げられ、ツヤとセツを含む4人の生徒が入所しました。直美は、生徒たちを前に強く語りかける。「この養成所の目標は、みなさんを看護婦試験に合格させること…ではありません。試験に合格し、みなさんが患者から信頼される看護婦になることです」。直美は一ノ瀬家の居間を教室として開放しました。
慌てた様子で駆け込んでくるしのぶ
そして、養成所が始動して3カ月が経ったころ、恵風会に、看護婦の織田しのぶ(木越明さん)が慌てた様子で駆け込んできます。
「直美さん、りんさん!島田さんのところから、今すぐ来て欲しいって」。シマケンの身に起きた異変を知らせる電報に、直美は「りん、すぐ準備できる?」と反応。りんは大きくうなずきました。
SNS「志や目指す未来が完全に一致している」と直美・りんに称賛の声
『風、薫る』の第124話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
いよいよ残り6話。クライマックスに向けて物語が急加速していますね。読み書きへのコンプレックスから一歩を踏み出せなかったセツさんが、ツヤさんの言葉で心に火を灯し、看護婦への道を歩み始めるシーンは胸に迫るものがありました。一方で、気がかりなのはやはりシマケンさんです。甥の文史朗くんを守るために一身に苦労を背負ってきた不器用な優しさに触れた直後なだけに、ラストの急報には心臓がギュッと締め付けられました。りんさんと直美さんの懸命な看護がシマケンさんの命を繋ぎ止めてくれると信じ、明日の放送を待ちたいと思います。
『風、薫る』過去記事
NHK朝ドラ『風、薫る』(123)シマケン38歳、病床に伏す
NHK朝ドラ『風、薫る』(122)ツヤさんの未来に新たな展開
NHK朝ドラ『風、薫る』(121)11年の努力が動かした思わぬ決断






