9月13日(日)に前半戦の最終回を迎え、2週間の放送休止期間に入ったTBS系日曜劇場『VIVANT』シーズン2。早くも「VIVANTロス」の声が上がる中、複雑に絡み合う伏線を整理し、次なる展開を考察するには、この空白期間が絶好のチャンスです。今回は、ゴルバド共和国に潜入した公安の野崎守(阿部寛さん)に二重スパイとなったかつてのエージェントが迫る緊迫の心理戦、そして、拉致された別班員の抹殺という非情な決断が下された乃木憂助(堺雅人さん)が弟・ノコル(二宮和也さん)とともに起死回生の奪還作戦へ動き出した怒涛の展開が描かれた第17話を振り返ります。
※本記事は第17話の重大なネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
第17話 暗号を見破ったかつての部下・リュウ
野崎は、世界の金相場を知らせる電光掲示板に流れる情報を手がかりに、拉致された別班員の監禁場所がゴルバドのシャキ城であることを把握していました。
さらに、警視庁のサイバー捜査員・東条翔太(濱田岳さん)の銀行口座に2度にわたって送金した金額を利用し、その座標を乃木に伝えていたのです。しかし、この高度な仕掛けを見破ったのが、5年前に北京の日本大使館で野崎のエージェントを務めていたリュウ・ミンシュエン(堺さん)でした。
ドラムを人質に取られた野崎の自白
リュウは北朝鮮側に捕らえられ拷問を受けて死亡したと思われていましたが、実はシンシーの二重スパイとして公安に潜入していたことが判明します。野崎の行動パターンを熟知するリュウは、金相場の掲示板を利用した情報伝達まで突き止め、野崎を厳しく追及しました。
野崎はその事実を認め、シンシーに拘束されている別班員が過酷な拷問によって殺される前に、自分たちで救出できるよう情報を流したのだと説明します。
シンシーへの牽制とリュウの執着
しかし、リュウはそれだけでは野崎の行動を信用しませんでした。公安の潜入任務であることを認めさせるため、野崎を追って単身ゴルバドへ乗り込んでいたエージェント・ドラム(富栄ドラムさん)を縛り上げ、その口に拳銃を突きつけます。
狙いどおりに自白を引き出したリュウに対し、上司のハン・リンシン(宮下今日子さん)は長春での通常任務に戻るよう指示しますが、リュウは少し残念そうな表情を見せました。
過酷な監禁生活と別班員抹殺の指令
テントの情報を知りたがっているシンシーに対し、野崎は「テントの内情に詳しい自分とドラムを殺せないはずだ」と牽制します。
リュウはそれに興味を示し、引き続き自分に尋問させてほしいとハンに申し出ました。檻の中に監禁された野崎は、空腹を訴えるドラムに自分の食事を与え、見張り役のシン・ジュンユー(髙﨑俊吾さん)からの執拗な嫌がらせにより、次第にやせ細っていきます。
非情な決断を覆す乃木とノコルの接触
一方、別班の司令・櫻井里美(キムラ緑子さん)は、ゴルバドの拠点からの奪還は困難と判断し、拉致された5人の抹殺を決断します。
黒須(松坂桃李さん)たちを見捨てる非情な決断を下された乃木でしたが、会社の役員で別班員でもある長野専務(小日向文世さん)の叱咤によって奪還を決意。弟のノコル(二宮和也さん)に連絡を取って、起死回生の作戦を立案するために動き出します。
『VIVANT』とは
『半沢直樹』や『下町ロケット』シリーズなど数々の大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄監督が原作、演出を務めるオリジナル脚本の連ドラです。
2023年7月期に放送された第1シーズンでは、ロシア、モンゴル、中国などと国境を接する架空の国「バルカ共和国」と日本を主な舞台に、極秘任務を背負った自衛隊の陰の諜報部隊「別班(べっぱん)」や公安警察、そして謎に包まれたテロ組織「テント」による、息を呑む三つ巴の攻防が描かれました。
第2シーズン
第1シーズンから3年ぶりとなる続編・第2シーズンは、前作のラストシーン直後から幕を開けました。ベキとの決着によって一つの物語は終わったように見えましたが、実際には新たな任務はすでに始まっていたのです。別班に再び招集された乃木は、これまで以上に過酷な極秘任務へ身を投じることになりました。
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