『ブラッサム』でヒロイン葉野珠を演じる石橋静河さん

NHK朝ドラ『ブラッサム』(11)珠の「どうせ」に負けない教えに称賛

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エンタメ

女優の石橋静河さん(32)がヒロイン葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第11回が12日に放送され、代用教員として働き始めた珠が、勉強に自信を失っている子供たちに寄り添い、一人ひとりの可能性を信じて向き合う一方、珠の幼なじみ・岩田梅(松本穂香さん)は、縁談が決まった後に別の男性への恋心を自覚しながらも、決められた結婚へと進んでいく展開が描かれ、この日、Xでは「自由恋愛」「代用教員」「たま先生」という関連ワードがトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいます。

『ブラッサム』作品概要(※敬称略)

モデル 宇野千代
明治、大正、昭和を生き、自由を求め続けた作家
あらすじ 山口・岩国に生まれた主人公が、文学との出会いや様々な人々との交流を通して成長し、作家への道を歩んでいく姿を描く。
脚本 櫻井剛 ほか
(代表作:『あなたのブツが、ここに』『ブギウギ』など)
主題歌 YOASOBI『咲き誇れ』
※作家・綿矢りさの書き下ろし小説をもとに制作
語り 三條雅幸 アナウンサー(NHK)

尋常小学校で代用教員として働くことになった珠

1914(大正3)年4月。高等女学校を卒業した珠は、尋常小学校で代用教員として働くことになりました。

珠が受け持つのは2年2組。学級は学力別に分けられており、1組には勉強ができる児童、2組には勉強が苦手な子供たちが集められていました。

教頭の上野(坂田マサノブさん)は2組に期待しておらず、珠に「適当に」と指示しました。これに対し、珠は「適当なんてとんでもない。勉学苦手じゃいうても大事な生徒ですけえ」と言いました。

「ま、子守りみたいもんじゃ思うて…」

1組の担任・関(高阪勝之さん)も2組の子供たちを軽んじており、珠に「野良仕事やら家の手伝いやらで、半分遊びに来ちょる連中ですけぇ、ま、子守りみたいもんじゃ思うて…」と助言します。珠はその言葉に違和感を覚えながら教室へ入っていきました。

教員にしては若すぎる珠に、子供たちは驚きます。珠は「これでも先生なんよ。名前は葉野珠といいます。みなさん席についてください」とあいさつ。児童が席に着くと、珠は1つの空席に気づきます。

それは花田次郎(渋谷そらじさん)の席で、他の児童に珠が話を聞いていると、カタツムリを捕まえるために遅刻した次郎が教室に飛び込んできました。

「どうせ2組じゃもん」と自虐的な児童たち

次郎は「勉学なんか嫌いじゃ。父ちゃんもせんでええ言うちょる」と言い放ちます。次郎の父は、畑仕事をするのに勉強は必要ないと考えていました。ほかの児童からも「どうせ2組じゃもん」という声が上がります。

そんな子供たちに、珠は「『どうせ』なんて自分で言っちゃあいけん。お勉強が苦手なら、ゆっくりやりゃあええ。デンデン虫もゆっくり進むじゃろ? 一緒じゃあ」と語りかけました。

「できるようになるまで待っちょるけえ」と寄り添う珠

その日の算術の授業で、珠は、計算が苦手なら指を使って考えるよう助言しますが、次郎はそれでも計算ができず、クラスメイトから馬鹿にされ、教室を飛び出してしまいます。国語の授業でも漢字が読めませんでした。

授業が終わると、次郎は机に突っ伏し、自分は一生勉強ができるようにはならないと口にします。珠は「無理じゃあない。先生、次郎くんができるようになるまで待っちょるけえ」と寄り添いました。

道端で落ち込んでいた梅

帰り道、珠は幼なじみの梅と出会います。縁談が決まった梅は、御用聞きの途中で落ち込んでいました。理由を言えずにいる梅に、珠は、自分を石ころだと思って話せばいいと伝えました。

梅は、向かいの乾物屋で働く徳一(井上拓哉さん)から縁談を祝福されたことで胸が痛んだと打ち明けます。ケンカばかりしていましたが、徳一への恋心に気づいたのだと話しました。

「珠ちゃんは自由恋愛できたらええね」と微笑む梅

梅は父・幸三(八嶋智人さん)が決めてくれた嫁ぎ先に感謝しながらも、自由恋愛への密かな憧れを語りました。珠に話したことにより気持ちが整理されたという梅は、「珠ちゃんは自由恋愛できたらええね」と微笑み、御用聞きへと向かいました。

梅の後ろ姿を見送る珠の中には、「自由恋愛」という言葉が残りました。

SNS「自由恋愛が許されない時代背景が辛い」と梅への同情の声も

『ブラッサム』の第11回の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。

SNS上の反響まとめ

【分析データ】
調査対象:X (旧Twitter)に寄せられた関連コメント
調査期間:10月12日(月)8:15~8:50
サンプル数:200件 / 調査方法:テキストマイニング

SNS上の反応

  •  珠の教師としての姿勢に対する高評価 (35%)
  •  生徒役の演技に対する称賛 (20%)
  •  ストーリー展開への期待 (15%)
  •  職場環境への懸念 (15%)
  •  梅ちゃんの恋愛への同情 (10%)
  •  時代背景への考察 (5%)

「また明日!」否定せず寄り添う珠先生の姿勢に称賛の嵐
勉強が苦手な児童を急かしたり笑ったりせず、じっくりと向き合う珠の姿に多くの視聴者が感動しています。「できないことを責めずに、できることを褒めて手助けする姿が素晴らしい」「弟妹の面倒を見てきた経験が活きていて説得力がある」と、生徒のペースに寄り添う温かい指導法に好意的な声が殺到しました。
「代用教員、しかも女」冷ややかな職員室に広がる不安の声
生徒との温かいやり取りとは対照的に、他の教師たちが集まる職員室の冷たい空気感には懸念の声が上がっています。「若い女性の代用教員だからと明らかに見下している」「居たたまれない雰囲気」など、当時の男尊女卑や学歴偏重の空気がリアルに描かれており、今後のトラブルを心配する視聴者が目立ちました。
朝ドラ常連!子役・渋谷そらじくんの登場に視聴者ほっこり
過去の朝ドラ作品(『らんまん』など)にも出演していた人気子役・渋谷そらじくんが児童・次郎役で登場したことにも歓喜の声があがっています。「可愛い!」「また見られて嬉しい」と、その愛らしい姿が視聴者の癒やしとなっているようです。
自由恋愛は幻…梅ちゃんの切ない恋心に共感と心配の嵐
嫁ぎ先が決まった矢先に、徳一への恋心に気づいてしまった幼なじみの梅ちゃん。これまで「早く良いところに嫁入りしたい」と言い続けていた手前、今さら後には引けない彼女の葛藤に対し、「切ない」「自由恋愛が許されない時代背景が辛い」と、同情や共感のコメントが多数寄せられています。

ライターコメント

珠先生の「できないことを責めず、できるまで待つ」という姿勢には深く考えさせられました。現代の教育や子育てにも通じる、本当に素晴らしい向き合い方ですよね。一方で、冷ややかな男性教員たちや、梅ちゃんの切ない「自由恋愛」への憧れなど、大正時代ならではの女性の生きづらさもリアルに描かれていて胸がギュッと締め付けられます。恋心を封印して嫁ぐ梅ちゃんの幸せを祈りつつ、珠先生がこの先どんな風に子供たちとともに成長していくのかも楽しみにしたいと思います。

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