巨大ターミナルのJR大宮駅。新幹線や在来線がひっきりなしに発着し、毎日たくさんの人が行き交う街ですよね。そんな大宮駅の東口を出て階段を降りると、すぐ目の前にまるでタイムスリップしたような一角が現れます。
駅前には近代的な商業ビルが立ち並んでいますが、その中でどっしりと変わらない佇まいを見せているのが『いづみや』。本店と第二支店が仲良く並んでいて、昼間から堂々と暖簾を掲げている姿は、まさに大宮のシンボル的な存在です。

昭和22年の創業以来、駅前をずっと見守り続けてきたこの場所は、お酒好きにとってのオアシスであり、鉄道の街として栄えてきた大宮の生活文化を今に伝える大切な場所でもあります。
暖簾をくぐれば、昼からワイワイ楽しい大衆酒場ワールド
引き戸をガラガラッと開けると、まだ昼過ぎだというのに店内はすごい熱気!使い込まれた長いテーブル席には、すでに気持ちよさそうにグラスを傾ける常連さんや、休日の昼飲みを満喫しているグループでぎっしり埋まっています。
壁一面にびっしりと貼られた短冊メニューは、いい感じに飴色に染まっていて歴史の長さを感じさせます。お隣のお客さんと肩が触れ合いそうな距離感も、この空間だと全然気にならなくて、むしろなんだか妙に落ち着いちゃうから不思議です。

席に着いたら、まずは冷酒をオーダー。ガラスのコップに注がれたきりりと冷えたお酒を一口いただくと、すっきり辛口のキレが口の中をリフレッシュしてくれて、一気にスタンバイ完了です。
名代もつ煮込み×和からしの組み合わせがクセになる!
最初に届いたのは、いづみやに来たら絶対に外せない名物「名代もつ煮込み」です。

小ぶりの器から、ふわっと立ち上る力強いお味噌のいい香り!大鍋でじっくり煮込まれたのがひと目でわかる、深みのある色合いをしています。具材はシンプルに、豚もつ、大根、こんにゃく。
主役のもつをパクリ。時間をかけて丁寧に仕込まれているのがよくわかる柔らかさで、噛むたびに脂の甘みと旨みがじんわり広がっていきます。器の縁に添えられた和からしを少しつけると、ピリッとした辛味が脂の甘みを引き立てて、さらに美味しさが増します!そして、出汁とお味噌の旨みをしっかり吸い込んだ大根は、お箸でスッと切れるほど染み染み。ぷりっとしたこんにゃくの食感も良いアクセントになっています。
ついつい頼んじゃうハムエッグ&出来立て熱々の厚揚げ
続いて運ばれてきたのは、大衆酒場のメニューにあるとつい頼みたくなっちゃう「ハムエッグ」。

丸いお皿の上に、縁がカリッと香ばしく焼かれたハムと、絶妙な半熟加減の目玉焼きが2つ。お醤油をちょろっと垂らして黄身を絡めたハムを口に運び、すかさず冷酒をグビリ。おうちでも作れるメニューのはずなのに、この酒場で食べると一段と美味しく感じられるから不思議です。
さらに、熱々で登場したのが「厚揚げ」。外側の皮がサクサクで中はふんわりアツアツ。お醤油を回しかけると、立ち上る湯気と一緒に大豆の香ばしい匂いがふわっと広がります。サクッとした歯ごたえと大豆の優しい甘みに、薬味のさっぱり感が絶妙にマッチして、箸が止まらなくなります。

誰もが自然体でいられる、駅前の温かい交差点
お鍋から漂う煮込みの香り、食器の触れ合う音、あちこちから聞こえる笑い声、そしてフロアを元気に回す店員さんの温かい気配り。全部が合わさって、日々の疲れをふんわり包み込んでくれるような優しさがあります。

大宮駅に立ち寄る機会があったら、ぜひ東口すぐの暖簾をくぐってみてくださいね。昭和から続く温かい空間が、いつでも変わらず迎えてくれますよ。
年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#141)
| 住所 | 埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目28 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00 – 22:00 |
| リンク | 食べログを見る → |
| 肩書き | グルメハンター / 東京サロン主宰 |
|---|---|
| 実績 | SNS総フォロワー23万人超。本当に美味しい店を厳選紹介。 |
| テーマ | グルメは最高のコミュニケーション |
| SNS | X TikTok |
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