全企業にカスハラ、就活セクハラの防止を義務化(写真はイメージ)

全企業にカスハラ、就活セクハラの防止を義務化「お客様は神様が少しずつ変わる」「大きな一歩」

By - emogram編集部
ポジ・ネガ

政府は11日、顧客や取引先が理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」防止を全企業に義務付ける労働施策総合推進法などの改正案を閣議決定しました。

就職活動中の学生へのセクハラ防止策も義務化します。指針は、改正法成立後に策定します。

カスハラとは、顧客や取引先が理不尽な要求をする、合理的な目的や要求がないまま従業員に対して暴言や暴力・セクハラ行為をすることを言います。

指針では、被害にあったときのマニュアル作成のほか、就活時のセクハラにおいては、社員と学生との面談時のルール設定といった体制整備を想定しており、この対策を怠った企業に対しては、国が指導や勧告をできるようになります。

さらに、従わない場合は企業名を公表できるようになることから、それが抑止力になることで、従業員や学生が安心して活動できる社会の実現に近づきそうです。

今回の発表を受け、Xでは、

「良い取り組みですね。 企業も従業員も守られる社会になればいいな」

「凄く大きな1歩!お客様は神様の時代が少しずつ変わっていく!」

と期待を込めた投稿が多くなされていました。

現在カスハラによる被害は深刻化しており、カスハラが原因で従業員が精神を病んだり、中には離職することになる人もいます。

そんな人たちを救うためにも、この対策が日本を変えてくれることを祈ります。

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