「登って遊ぶと怒られ、体育では使われず、体育館になんであるか謎だったやつ」といった一文で、SNSを騒然とさせた体育器具があります。
「肋木(ろくぼく)」と呼ばれる器具です。
この器具の名前も知らずに義務教育を終えてしまったという大人も多いのではないでしょうか?
長年の謎「体育館のオブジェ?」と思われる器具の謎が、ついに解き明かされる時がきました。
「肋木」を製造・販売するセノー(千葉県松戸市)の公式X(@SenohCorp)の投稿によると、この器具について、以下の記載がありました。
〝肋木(ろくぼく)〟といい、遊戯用具ではなくちゃんとした体育用具なんです!💪ちなみに、あばら骨のように見えることから肋木と名付けられたそうです😆
また、肋木の使用用途は、「懸垂用器具であっていますか?」というSNS上の質問に対しては、セノー側から以下の回答がなされています。
『懸垂』、あっています!
元々肋木は19世紀~20世紀に広まったスウェーデン式体操を行うための代表的な補助器具で、身体を伸ばしたり体力増強を目的に使用されていました!ストレッチしたり筋トレしたり…遊戯用具ではなく、ちゃんとした体育用品なんです😌
そして実は「肋木」は、世代や地域によって認知に大きく差のある器具のようです。
使い方を知らない、怒られた人の声
「昭和中期生まれですが、使い方も、存在する理由も知りませんでした。登ったり、何なら無闇に近づいても注意を受けました。本当に、何のためにあるのか分かりませんでした」
「どう考えても、登ったりぶら下がったりする運動器具だけど、使うと怒られるのは、理不尽に思ったw」
「これタオル掛けじゃないの?昔、先生にそこにタオルかけて集合って言われてた」
「全然何に使うのか分からなくて逆立ちの練習に使ってた」
使ったことのある人の声
「体育の授業で登って反対に降りて、また登って降りるというのをリレー形式でやりました。結構得意でした!昭和世代です」
「部活で使ってたなぁ、運動部だったからそこの1番上にぶらさがって何分耐えれるかをやらされてたわ」
ほかにも、投稿の中には、泥棒と警察に分かれて遊ぶ鬼ごっこ「ケイドロ(ドロケイ)」の刑務所に使っていたという声もありました。
今現在の学校では、どのような用途で使われているのでしょうか。
もうなかったりする学校もあるのかもしれませんが、地域によって体育の授業や部活で使う、使わないという差もあるようですね。
でも、今回、筆者は長年の「謎」がついに解け、気分がとてもスッキリしました。