和菓子には多くの四季に寄り添ったお菓子が存在します。
春は3月3日の「ひな祭り」に食べることで有名な「ひなあられ」が筆頭に挙げられるでしょう。
晩春、5月5日の「端午の節句」には「柏餅」が有名ですね。
夏は「くずきり」や「水まんじゅう」を筆頭に、涼し気な見た目のものが多く並びます。他にも七夕をモチーフとする可愛らしい見た目のお菓子が目立ちます。
秋は「食欲の秋」と言われるだけのこともあって、栗や芋など旬のものを使ったお菓子が多く作られます。正月料理の定番である「栗きんとん」は旬の季節で考えれば秋になるでしょう。他にも「芋ようかん」や「栗饅頭」も秋に多く作られる和菓子ですね。
冬の和菓子と言われると、「ぜんざい」や、漫画「花より男子(はなよりだんご)」の登場人物である道明寺司の苗字と同じ「道明寺」などが挙げられるでしょう。
こうして考えてみると、日本はお菓子においても「四季」を大切にした国であることがわかります。
普段は和菓子に目を向けることが少ない方も、季節にあわせた名物を調べてみると、興味をそそられるものがあるかもしれません。