任天堂は5日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を発売しました。
スイッチ2は任天堂が8年3か月ぶりに発売する新型機で、国内専用モデルの希望小売価格は税込み4万9980円です。
ボイスチャット機能やコントローラーのマウス操作の追加など新たな機能を加えたことなどで話題となり、公式通販サイトや大手量販店での抽選販売に応募が殺到。公式通販サイトでの第1回抽選には国内で約220万人から応募がありました。5日は全国の家電量販店で抽選販売に当選した人への受け渡しが始まります。
スイッチ2は、任天堂が2017年3月に発売した「ニンテンドースイッチ」の後継機です。初代スイッチは長年にわたり売れ行きが好調でしたが、2020年度の2883万台をピークに、近年は減少傾向にありました。任天堂ではスイッチ2で2025年度に国内外で1500万台の販売を計画し、業績拡大の起爆剤とする計画です。
SNS上の感情
任天堂のスイッチ2の発売に対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約4割)
- 「怒」(約2.5割)
- 「哀」(約3割)
- 「楽」(約0.5割)
主な「怒哀」の声(約5.5割)
「転売ヤーから買わないことですが」
「Switch2狩りに気を付けて」
「そもそも転売行為自体を犯罪にすれば良いのに」
「転売ヤーに腹が立ちます」
「当たらないと買えないというのは精神的に少々辛い」
「ほとんど抽選にエントリーできません」
「3回目も当たりませんでした」
「クリスマスまでに買えるのかな、不安」
「手に入らないのに宣伝だけはバンバンしているから、複雑な気持ち」
主な「喜楽」の声(約4.5割)
「無駄に朝早くから並ばずにすむし」
「この方法が新発売時のスタンダードになれば嬉しい」
「公平で良いのではないでしょうか」
「任天堂が転売対策ガチガチで賞賛されてた」
「転売対策とても良い方向になっていて素晴らしい」
「これがスタンダードになってほしい」
「当たった人がうらやましい」
「のんびり来年の今頃にスイッチ2が買えれば」
「宝くじ感覚で買う人も」
まとめ
今回の分析では、抽選販売に対する評価が複合的に表れていました。抽選販売が、転売目的で商品を購入する「転売ヤー」の買い占め対策として効果的という肯定的な意見が多く見られました。一方で、抽選に当たらない悔しさや、新規ユーザーが購入しづらい状況への哀しみの感情も顕著です。そのほか、転売ヤーへの批判や、なかなか買えないことへの不満などの感情も見られました。
ライターコメント
スイッチ2の画面サイズは7.9インチで、本体の厚さは13.9ミリと初代スイッチの薄さを維持させるなど機能は進化させつつ、操作性にも配慮が行われています。スイッチ2発売に合わせてソフトも投入されます。「マリオカート ワールド」をはじめ、「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」、「DELTARUNE(デルタルーン)」などの新作ゲームソフトが順次売り出されます。
任天堂では今回、ハードの海外への転売対策も強化しました。米国などでは、16言語を選択可能な多言語対応モデルを投入しますが、日本で売り出された国内のモデルを転売ヤーが海外で転売しても、日本語を理解する人でなければ使いにくいことから、転売抑止効果も期待され、今回の転売対策にはSNSでも評価する声が多数見られました。
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