日産自動車は15日、神奈川県横須賀市の追浜工場の車両生産を2027年度末に終了すると発表しました。同工場での生産車種は日産自動車九州(福岡県苅田町)へ移管し、生産機能を統合します。27年度末以降の追浜工場の従業員の雇用については今後、労働組合との協議を始める方針です。
工場稼働率を改善する方針
日産は経営再建策「Re:Nissan」で世界の生産能力を350万台(中国除き)から250万台に削減し、新車販売の低迷で低下している工場稼働率を改善する方針を掲げ、内外17の生産拠点を10拠点に削減する計画を5月に公表。稼働率が低い追浜工場は削減対象の候補となっていました。
生産終了後の追浜工場については幅広い選択肢を検討し、最適な活用方法を決めていくとしています。
SNS上の感情
日産が追浜工場の車両生産を2027年度末に終了すると発表したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「哀しみ」の声(45%)
「横須賀市は財政の正念場」
「時の流れを痛感する」
「あらゆる人達が生活の苦境に立たされそう」
主な「怒り」の声(25%)
「容易に引っ越すわけにはいかない人も多い」
「取引してる数千ある企業は大打撃」
「家庭がある人は大変」
主な「喜楽」の声(30%)
「働く会社でこんなにも将来が変わる」
「人によっては全く畑違いの仕事に就くこともある」
「頑張ってもらいたい」
まとめ
今回の分析では、日産が追浜工場の車両生産を2027年度末に終了すると発表したことについて、「ある程度の縮退は仕方ない」「今後の日産の奮起にも期待したい」と理解を示す投稿も見られました。
ライターコメント
日産は追浜工場の生産は終了しますが、隣接する工場地区にある総合研究所やテストコース「GRANDRIVE」、衝突試験場、追浜専用埠頭などは、今後も維持します。SNSでは「日本の自動車産業は今でも世界一」「八景島と連携したレジャー施設にしては」と指摘する声が寄せられました。