ジャポニカ学習帳でお馴染みのショウワノートが28日、2025年11月にジャポニカ学習帳の表紙を大幅リニューアルすることを発表しました。
リニューアルのテーマは「共生」
今回のリニューアルでは、約40年に渡り親しまれてきた表紙の写真を「共生」をテーマにした親しみの湧くイラストに変更するのが最大の特徴です。
単なるデザイン変更にとどまらず、子どもたちを取り巻く環境が変化し、詰め込み教育から発想を育む教育へと移行する現在において「子どもたちの学びをサポートするための進化」としています。
1978年より採用していた写真家・山口進氏の生涯の撮影テーマでもあった「共生」という考え方は引継ぎながら、アートディレクション・デザインには、ハッピーなデザインを得意とし、仕事と子育てをクロスオーバーさせるスタイルを実践するデザインチームminnaさんを起用。イラストは「パンダ銭湯」や「しろくまのパンツ」などでも知られる大人気絵本作家のtupera tuperaさんが全39種を描き下ろしています。
表紙のイラストは、自然界の動植物が共生するように、多様な人々が調和して暮らすことの大切さを子どもたちに伝えるとしています。
ジャポニカ学習帳は、1970年から他の学習帳にはない特徴をもった学習帳としてスタート。発売以来55年間の累計販売数は14億冊を超えています。
SNS上の感情
今回、約半世紀ぶりとなる「ジャポニカ学習帳」の表紙リニューアルというニュースに対し、SNSではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「怒哀」の声(70%)
「昔の写真のままでいいと思うんだが」
「時代の流れか…寂しいね」
「何でもかんでもイラストにすればいいってもんじゃない」
「なぜ伝統を壊す?」
「実写版の方が味があったのに」
「デザインを変える必要あるの?」
主な「喜楽」の声(30%)
「新しい世代の子供たちに合わせるのは大切」
「時代の変化も受け入れないとね」
「新しいデザインも楽しみにしてる」
「長く愛されてるのがすごい」
まとめ
今回の分析では、多くの人が従来のデザインに対する懐かしさや愛着を訴えており、デザイン変更に対して「哀しむ」感情が最も多く見られました。また、変更を前向きに捉える「楽」の感情や、デザイン変更に不満を示す「怒」の感情、新デザインを喜ぶ「喜」の感情もそれぞれ見られました。
ライターコメント
長く愛されるロングセラーが大幅に改良を加えようとすると、賛否が巻き起こるのは、愛されているが故の必然ともいえます。周知も含めて、リニューアルには大きなコスト・労力もかかりますが、新しい時代に対応するためには変化が必要と企業側が判断したためでしょう。リニューアル後、実際に使う子どもたちからどういう評価があがるのか、気になるところです。
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