日本高野連が来年から指名打者(DH)制を導入する見通しであることが29日、分かりました。春の第98回選抜高校野球大会が最初の大会となります。8月1日の理事会で諮られます。
国内アマチュアの大半で採用
攻撃時に投手に代わって打撃専門の打者を使えるDH制は投手の負担軽減、多彩な選手を起用できることなどが利点で、米大リーグや日本のパ・リーグ、国際大会や国内アマチュアの大半で採用されています。
大学では、東京六大学連盟と関西学生連盟が来年からの導入を今年に決め、全日本大学連盟加盟の全連盟に広がりました。長い歴史と高い人気を誇る高校球界も、国内外の潮流に合わせることになります。
SNS上の感情
日本高野連が来春からDH制を導入する見通しになったことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜ぶ」声(65%)
「大賛成」
「1人でも多く試合に出られるチャンスが増える」
「打撃に特化した選手を輩出」
主な「楽しみにする」声(25%)
「国際ルールを尊重する選択」
「国際的な流れ」
「いい方向へ行く」
主な「怒哀」の声(10%)
「エースで4番が減る」
「先発完投型の投手は現れない」
「伝統が失われる」
まとめ
今回の分析では、日本高野連が来春からDH制を導入する見通しになったことについて、「ホームベースから遠く離れて立ち見逃し三振を待っているような投手の打席など見たくない」と歓迎する声が寄せられました。
ライターコメント
高野連は今年「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」を設置し、合わせてDH制などについても導入の可否を議論してきました。7イニング制は今秋の国民スポーツ大会での実施が決まっています。SNSでは「野球はやはり9回まであるからドラマがある」と指摘する意見もありました。