セ・リーグ(以下、セ)理事会が4日、東京都内で開かれ、2027年から指名打者(DH)制を導入することが決定しました。セ理事会では2016年の9月から議論されていたといい、この日、全会一致で決まりました。
パ・リーグは1975年から採用
プロ野球でもパ・リーグは1975年から採用し、ファームのリーグ戦などでもDH制が敷かれています。
米大リーグではア・リーグだけでなくナ・リーグでもDH制を採用する「ユニバーサルDH制」がコロナ禍の2020年に試験導入され、2022年から正式に導入されました。WBCなどの国際大会、韓国や台湾、キューバ、メキシコなど各国の主要リーグはいずれもDH制を敷いていることから、採用していないのはセ・リーグだけとされていました。
SNS上の感情
セ・リーグが2027年からDH制を導入することについて、SNS上では多くの投稿が行われました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜ぶ」声(65%)
「投手は投球に集中し続けられる」
「守備につかせないことで負担軽減」
「これで野球の完全分業体制が確立」
主な「楽しみにする」声(25%)
「より高いレベルのプレーが期待できる」
「セもパに負けない投手を輩出してほしい」
「起用できる野手を増やせる」
主な「怒哀」の声(10%)
「投手交代や代打起用時の采配の妙が見られなくなる」
「ドラフト戦略まで大きく変わる」
「投手の打撃が見られない」
まとめ
今回の分析ではセ・リーグが2027年からDH制を導入することについて、「もう少し得点が入る展開を作るためには、DH制の導入が非常に有効な手段」と指摘する声が寄せられました。
ライターコメント
DH制は投手が投球に専念でき、打力に秀でた野手の起用の幅が増えます。選手全体に負担が軽減され、故障の予防にもつながります。さらに攻撃力を増した打線を相手にする投手も相乗的にレベルが上がるなどのメリットが挙げられます。SNSでは「今NPBに一番大切なことは、メジャーにスター選手を引き抜かれた後の、それを上回る選手の育成」と期待する意見もありました。
産経Podcast(聴く産経新聞)でもこの記事を紹介しています。
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