AirPods Pro3のライブ翻訳機能はまるでドラえもんのひみつ道具?

By - emogram編集部87
トレンド

米アップルは9日(日本時間10日)、19日に発売する新作イヤホン「AirPods Pro3」の新機能を発表しました。

新作では、音質を向上させたほか、世界最高レベルのノイズキャンセリングも搭載。耳へのフィット感と安定感を高めたほか、ワークアウト中の心拍数センサーの搭載に加え、長くなったバッテリー駆動時間などの特徴を兼ね備えさせたほか、AIによる同時通訳機能「ライブ翻訳機能」も新たに設定されました。

ライブ翻訳により、同じ言語を話さない同士でも、言語の壁がなくなり、より円滑なコミュニケーションを図れる効果が期待されるといい、アップルでは、「AirPods Pro3」を装着した外国語話者同士による会食のイメージ動画も公開しています。

初期対応言語は英語とフランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語ですが、発表によれば、年末までに日本語のほか、イタリア語、韓国語、中国語(簡体字)なども追加でアップデートされる予定となっています。

SNS上の感情

今回、「AirPods Pro3」にライブ翻訳機能が搭載されたというニュースに対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

 

主な「 ポジティブ/期待」の声(42%)

「これはまさに未来のイヤホンですね」

「本当に言葉の壁がなくなる日が近づいてる感じがします!」

「これこれ!Appleはこういうことをしていかなきゃ!」

「外国語のみのプレゼンテーションとか参加しやすくなりますね」

「リアルタイム翻訳はマジで革命 年末に日本語対応したら一気に必需品になるな」

「すごい時代になったな!早く日本語にも対応してほしい!」

「まさにSFの世界が現実に近づいてる感じ!リアルタイム翻訳で会話できる未来、早く日本語にも対応してほしいね…!」

主な「中立/質問」の声(35%)

「実際の会話でラグがどのくらいなのかリアルタイムって気になります」

「それって声は変わってしまうんですよねえ。字幕映画で使えると良いな」

「これはすごい、日本語にも対応してるんだろうか?」

「AirPodsつけたらTOEIC受けなくてよくなる??」

「どの程度の精度なんでしょう。精度良ければ欲しいな」

「こういうリアルタイム翻訳って、どのくらい自然に会話できるレベルなんだろう?」

「しゃべった日本語を英語にする。それは聴こえるだけ?」

主な「懸念/不満」の声(8%)

「便利すぎて怖い。そのうち心の中も見透かされそう」

「完璧にヒアリングできるのに、しゃべれない、とかいう地獄絵図」

「これ大人数で話してるとこで使ったら煩そう」

「あー日本人の悪口いっぱい聞こえちゃいそう!」

「これで海外旅行行ったら聞きたくなかった声とかも聞こえてくるのかも…」

「そろそろ翻訳家、通訳の仕事がなくなる日も近いな」

「中国人のナゾ翻訳みたいにならなきゃいいけど」

「見える、見えるぞ!最高の冗談やボケを言ってドヤ顔しても、それが翻訳されて相手が理解するまでその顔を維持して3秒間待ってないといけない気まずさ…」

まとめ

今回の分析では、AirPods Pro3のライブ翻訳機能について様々な反応が見られました。多くの人がこの機能に高い期待を示し、海外旅行や国際会議で活用できるなどの見方をしています。一方で、対応言語や実用性に関する質問も多く、とりわけ日本語対応が年末予定であることについて言及がなされています。

ライターコメント

筆者が大好きな「2001年宇宙の旅」や「ブレードランナー」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など20世紀の数多くのSF映画で、21世紀以降の最新テクノロジーを予想した姿が描かれてきました。それらの名作映画ではいずれも非常に刺激的な未来が描かれますが、「電話の進化、およびスマートフォンの登場と社会変化は予想しきれなかった」ということが、SF映画を語る上ではよくいわれています。

そんな中で、日本の20世紀の漫画家、藤子・F・不二雄の普及の名作漫画「ドラえもん」で描かれたひみつ道具の一つ「おこのみボックス」が、iPhoneなどのスマートフォンを予見したものではないかと、一時期話題になりました。携帯サイズの四角い箱で、カメラにテレビ、音楽プレーヤーなど「四角いものにならなんにでも変身する」というこの道具。ほかにも、「糸なし電話」のほか、「もしもボックス」、そしてそもそも「ドラえもん」自身が人間と生活を共にできるロボということで、AI的な発想で描かれています。

ウェアラブルやAIなど、デジタルテクノロジーと人間の共生を考えると、アップルと「ドラえもん」は、通じるところがあるのかもしれませんね。そういえば、アップルのロゴのりんごマークも、元々猫型ロボットであったドラえもんの耳も、いずれもかじられていますしね。

まるで未来のひみつ道具のような「AirPods Pro3」、ぜひ試してみたいところですが、一方で、ホームステイや旅行での慣れない英語とお互いに身ぶり手ぶりで「Fany!」だけでなんとなく通じるような直接、互いの言語を覚えていくといった、無知だからこそ得られる体験も人間らしい素敵な部分だと思います。便利になりすぎないからこそのコミュニケーションや学びも引き続き大事にしていきたいと改めて思いました。

>アップル、極薄「iPhone Air」発表にネット上の感想は?

>「こんにちは」が「さようなら」に!?AI三波春夫が万博で歌う未来の別れ歌とは?

>落合陽一の超人気パビリオン「null²」、デジタルおみくじ導入にSNSも大興奮

Related Article