東京ディズニーランド

SNSに見る「ディズニー離れ」の理由

By - emogram編集部いしかわ
トレンド

千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾートの魅力と言ったら、何といってもしっかりと作りこまれた世界観です。非日常を味わえるそうした作りこみがあるからこそ、ゲストはその世界観の中で高い没頭感・没入感に浸ることができます。

ランドの「夢と魔法」、シーの「冒険とイマジネーション」というそれぞれ異なったテーマが老若男女のニーズを満たし、訪れる度に変わる季節のイベントや限定体験、そしてキャストによるおもてなしが「何度でも来たい!」と思わせてくれるような特別な感動と最高の思い出を提供してくれていると感じる人も多いのではないでしょうか。

SNSでは「ディズニー離れ」が話題に

しかし、近年、若年を中心に「ディズニー離れ」が進んでいるという指摘もあります。

屋外型のため近年の暑さが影響しているという声もあれば、経済的な理由を背景に「夢の王国」の扉が閉ざされつつあるとみる向きもあります。

実際、SNSのタイムラインをみると、昔に比べてチケット価格が高くなった半面、コロナ以前より混雑しているというケースが多く、満足にアトラクションを楽しめないという不満の声も目立ちます。

SNS上の感情

こうしたディズニーリゾートの実態に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています

emogram編集部では、SNS上の投稿に関するコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「施設/体験に関する意見」の声(35%)

「あの単価設定ではいけないよね。ディズニー行くお金で何日分のごはん作れるんだろうって思っちゃう」

「客には困らないだろうし、積極的に値下げする理由が無い。変に値下げをしても新たな投資を行いにくくなる」

「値下げをしても客層も悪くなるだろう」

「入園者2700万人と売上のギャップ」

主な「コンテンツ/文化的視点」の声(30%)

「うちの子が小さい頃はプリンセスはまだ生きてた」

「ミッキーのアニメ知らん子が増えたからでは?」

「チケットが高くなったのもあるけど、マップ一枚で回れた頃と違ってほぼスマホ必須でめんどくさいってのもありそう」

「運営はどんどん入場料を値上げして並ばなくてもサービスを提供する方向性で良いと思います」

主な「懐疑的反応」の声(25%)

「生まれてこの方30年一度もディズニー行ったことない人もいるんだよ」

「客単価上げる方向に舵切って 入場者数が横ばいだったら、そりゃ利益出るでしょ」

「ディズニー離れしたくなるくらいにはめちゃくちゃ混んでて閑散期やど平日にしか行きたくないって思っている派です」

主な「施設/体験に関する意見」の声(10%)

「『雰囲気』を残す遊んでるスペースが減ってる」

「古臭いくらい昔のものをいくつか残してもいいと思う」

「単なる映えスポットになったら、差別化が…」

まとめ

今回の分析では、「ディズニー離れ」が単なるチケット価格の高騰や価格設定が高いという問題だけでないことがSNS上のコメントから浮かび上がりました。ディズニー以外でも、ゲームやアニメはじめ様々なコンテンツが充実してきている状況を指摘する声のほか、今の子供にとってディズニーキャラクターへの親しみが薄れてきていること、パーク内の「雰囲気」や伝統的な要素が減ってきていることへの懸念など様々な要因を考察する声が寄せられています。

ライターコメント

筆者はまとまった休みがあるとディズニーが好きな友人を誘い、ドライブも兼ねて東京ディズニーランドやディズニーシーに遊びに行っています。ただ、チケット価格が上昇してからは毎回遊びに行く度に金銭的に厳しくなり、頻繁には行けない状況です。皆さんはこの「ディズニー離れ」どう思いますか?

>ディズニーランド、人気ショーの自由席終了にSNS涙

Related Article