日本テレビのバラエティー番組を「コンプライアンス上の問題行為」が理由で6月に降板させられた元「TOKIO」の国分太一さんが日弁連に人権救済を申し立てたことについて、日テレの福田博之社長は27日の定例記者会見で「大変戸惑っている。現状のままでは(国分さんが求める)対話に応じるのは難しい」との認識を示しました。
8月から「謝罪をしたい」と申し出
日テレによりますと、8月に国分さん側から「謝罪をしたい」との申し出がありましたが、時期尚早などとして断ったとしています。
国分さん側の主張に対する見解を問われた福田社長は「関係者のプライバシー保護など、私たちが最も重視していた部分を軽視している」としつつ、「対話の扉は開いていることは伝えてきた。今後も連絡があれば拒絶はしない」とも述べました。
日テレは「問題行為」の内容をこれまで明らかにしていません。
一方、国分さん側は「ハラスメント行為」と説明。日テレから具体的事実を告知されなかったため、対外的な説明ができず、他番組の降板など重大な影響を受けたとしています。関係者らへの謝罪や説明責任を果たすため、日テレ側に協議を求めています。
SNS上の反応
元TOKIOの国分さんが日弁連に人権救済を申し立てたことについて、日テレの福田社長が27日の会見で「大変戸惑っている。現状のままでは対話に応じるのは難しい」との認識を示したことに対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「日テレの対応に批判的」な声(65%)
「対話を避け続けることは日テレ側の不利益に通づると思うんだけど…」
「どの行為がコンプラ違反と認定したのか、それすら伝えないの?」
「流石に国分氏は納得いかないだろう。降板させ記者会見までしたのに本人には詳細の説明無し」
「内容くらいプライバシーとかいいから本人に言えないのかな?」
主な「事実関係の明確化を求める」声(20%)
「この問題の本質がわからない。国分さんが何のコンプライアンス違反だったのか」
「プライバシー保護と言いながら一切情報を出さないのは異常過ぎる」
「国分氏がコンプライアンス違反したと公表するならば、どのような行為がコンプライアンス違反だったのか明らかにすべき」
主な「国分氏に批判的」な声(10%)
「一般常識としても番組の編成、予算、キャスティングの権限は番組にあるのが当然…何をいまさらグチグチ未練たらしくやってんの?」
「やられた人が、ハラスメントだと言ってるのにかわりないんだから、直接謝るも何も、黙って反省するしかない」
主な「中立的」な声(5%)
「こう言うやりとりを見るにつけ、テレビ・メディアが報じる芸能界なんて浮世離れしてるのだから楽しむに留めておけばいい」
「人間生きてきて指摘されたら確かにあの時は…なんて思い当たる事だってある」
まとめ
今回の分析では、元TOKIOの国分さんが日弁連に人権救済を申し立てたことについて、日テレの福田社長が27日の会見で「大変戸惑っている。現状のままでは対話に応じるのは難しい」との認識を示したことに対し、日テレの対応に批判的な意見が多く見られた一方、ハラスメント被害者保護の観点から日テレの対応を支持する声もありました。国分氏が自身の行動を反省すべきという意見もありましたが、全体として、詳細が不透明なまま芸能活動を制限されている状況に対する不公平感を述べる声が多く寄せられていました。
ライターコメント
SNSでは、国分氏に対して具体的なコンプライアンス上の問題行為の詳細が説明されていないことへの疑問を指摘する声が多くみられたのが印象的でした。












