AIが生成した架空の映像であってほしい…。誰もがそう願いたくなるような、目を疑う光景がXで拡散され、波紋を呼んでいます。
投稿したのは、都内を中心に8年前からゴミ拾い活動を続けている「スミレンジャーZ」さん(@iijNWqUQ7i41630)。彼が1月の三が日明けに目撃した渋谷の街は、これまでにない惨状でした。
視界の向こうまで続くゴミの山
スミレンジャーZさんは今年1月、路上を埋め尽くすゴミの動画とともに苦しい心境を投稿しました。
これは今朝の渋谷
三が日明けの地獄です。8年渋谷でゴミ拾いしてきて部分的に路面を埋め尽くす程のゴミは見てきたが、今日みたいに視界の向こうまで果てしなく続く惨状は初めてみた。
今にも爆発しそうな感情を抑え、時間も忘れて、黙々と拾い続けました。 pic.twitter.com/e8LzWxX4kN
— スミレンジャーZ(愛称スミレちゃん、元スラウザーです) (@iijNWqUQ7i41630) January 4, 2026
あまりの光景に、爆発しそうな感情を抑え、時間を忘れて黙々と拾い続けた…とつづるスミレンジャーZさん。スミレンジャーZさんの投稿には、このほかにも衝撃的なポイ捨て現場の映像が多く投稿されており、これまでに〝さすがにAIでは〟といったコメントもあったそうです。
スミレンジャーZさん:「私も『これがAIが作っただけで現実に存在しない』ならどれだけいいか、そう思ってます」
「ただのボランティア」で続けてきた8年間の誇り
これほど精力的に活動しているスミレンジャーZさんですが、その正体は公務員でも清掃業者でもありません。本業は「ご当地ビールの販売員」や「民間の学童講師」。ときにメンタル心理カウンセラーとしても活動する、一人の民間人です。
8年間、見返りを求めないボランティアとして活動を続けてきたスミレンジャーZさんを支えているのは、フォロワーから届く温かいメッセージだといいます。
スミレンジャーZさん:「『自分も日常的にゴミ拾い始めました』『ポイ捨てしたことがある自分を恥じてやめました』などのメッセージをもらうことがある。成し遂げたいことは沢山あれど、この言葉だけでも8年コツコツやってきて良かったと思えます」
拾うだけでは終わらない、これからの戦い
これから暖かくなるにつれ、屋外での飲食が増え、ポイ捨てもさらに増加することが予想されます。スミレンジャーZさんは、そんな現実を憂いつつもゴミを拾う手を止めません。
スミレンジャーZさん:「渋谷のゴミはコロナ禍の路上飲み文化で拡大した。それでも行政にポイ捨てそのものの抑止や対策を訴えながら、黙々と拾うのみ」
スミレンジャーZさんが拾っているのは、誰かが捨てたゴミだけではありません。この国の「現実」と向き合い、少しでも未来を良くしようとする「希望」もまた、その手で拾い上げているのでしょう。
ライターコメント
スミレンジャーZさんのもとに届いた、「自分もゴミ拾いを始めた」「過去のポイ捨てを恥じてやめた」といった声。8年間の地道な活動そのものの尊さはもちろんですが、一人の行動がSNSを通じて波紋のように広がり、誰かの意識を根底から変えていくという「SNSの力」に希望を感じました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
ゆんちの最新記事
【育児の理想と現実】1歳男児のママが悟った〝神キャラ〟の偉大すぎる存在感
出産前、多くのプレママが思い描く「理想の育児」。しかし、いざ現実の育児が始まると、その理想は妄想だったことに気づくことがあります。そんな中、1歳男児のママである「うさかる」さん(@usacaaaal)がXに投稿した、潔い〝変化〟が共感を呼んでいます。
【詳しくはこちら!】
【キセキの直立】天王寺動物園のホッキョクグマ「ホウちゃん」 観客の隙間から捉えた渾身の一枚
大阪・天王寺動物園で今、一頭のホッキョクグマが熱い視線を集めています。名前は「ホウちゃん」。そのホウちゃんの奇跡の一瞬を、「ともき」さん(@tomoki_hito)が捉えました。何があったのでしょうか。
【詳しくはこちら!】
庭先でイチャイチャするメジロちゃんたち 奇跡の映像に癒やされる人続出
冬の寒さのなか、庭先に訪れる小さな訪問者たちが、私たちの心を温めてくれています。SNSで話題になっているのは、makiさん(@bluewindmaki)が投稿したメジロの動画。「うちの庭でイチャイチャするメジロちゃんたち」というコメントとともに、2羽のメジロが体を寄せ合い、仲睦まじく羽づくろいをしています。どんな動画がなんでしょうか。
【詳しくはこちら!】
「毎日来ていたカモシカが来ない…」落ち込む宿主の切ない投稿に反響続々「きっと大丈夫」
青森県十和田市の「温泉民宿 南部屋」。厳しい寒さのなか、裏庭のイチイの木を餌場に選んだ野生のニホンカモシカ(通称:カモちゃん)と、宿主の田村暁さんが育む「静かな共生」に多くの注目が集まっています。しかし先日、毎日欠かさず顔を見せていたカモちゃんが、一日を通して姿を現さないという日が…。
【詳しくはこちら!】
群れ入り目指す「パンチくん」にファン殺到 園も驚きの混雑「経験したことのない賑わい」
千葉県の市川市動植物園が、これまでにない熱気に包まれています。話題の中心は、市川市動植物園のサル山で群れ入りを目指しているニホンザルの「パンチくん」。その注目度は高く、2月15日の日曜日には、「経験したことのない賑わい」と公式Xで発信するほどの賑わいとなったようです。












