水野美紀さん

NHK朝ドラ『風、薫る』【第56話】「女だけで生きる辛さは…」母・美津(水野美紀)の切実な怒りと、安(早坂美海)の突然の結婚拒否に視聴者ハラハラ

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エンタメ

女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第56話が15日放送され、りんの妹・安(早坂美海さん)の結婚が迷走する展開に視聴者がざわつきました。

安の結婚に向け両家が顔合わせ

ドラマはこの日から第12週「旅立ち」(第56~60回)に入り、この日の放送では、りんの妹、安の結婚話を中心に物語が進みました。

東京府の役人・槇村宗一(上杉柊平さん)との結婚に向け、この日、両家が顔合わせしましたが、宗一との結婚を切望していた安が、「結婚…先に延ばせないかな…」と漏らし、結婚に迷い始めました。安は、幼い頃に姉妹で遊んだ双六を思い出し、「お姉さま、あがりの奥さまを地味だって言ったこと覚えてる?」と尋ねます。りんが「最後のあがり(結婚)なのになんだか幸せそうに見えなくて…」と答えると、安の迷いはさらに深まっていきました。

「私…結婚やめようかな」とこぼす安

母の美津(水野美紀さん)は、「2人とも槇村家との顔合わせだというのに何を言ってるのです」と一蹴。その後、顔合わせは何事もなく終わりましたが、帰宅した安は「私…結婚やめようかな」と言い出しました。

安は、宗一は結婚相手として理想的と考えているものの、「奥さま」になりたいという憧れだけで結婚を決めていいのか分からなくなったといいます。美津が、嫁ぎ先が決まる頃は誰しも不安になるものだと諭していたところへ、りんの娘・環(英茉さん)がやって来て「お話して」とねだりました。環のために創作話を語り始めた安は、ふと何かを思いつきます。そして、「私が家を守ればいい。お姉さまがしばり刈りをして旦那さまの役をしてくれてるのだもの。私がこの家の奥さまになる。そんで…環を育てて婿をとる。一番理にかなってる」と言いました。

母娘の口論へと発展

見知らぬ家へ嫁ぐよりも、働き者の姉を支え、わが子のようにかわいい環を育てながら、最期まで母のそばで今の暮らしを守りたいといいます。安の突然の決意に、美津は「女だけで生きていく辛さは骨身に染みているでしょう? 娘が2人でみすみす不幸になるのを見てられるものですか」と怒り、母娘の口論へと発展してしまいます。

「兄との結婚を考え直してくれませんか?」と訴える太一

りんが慌てて仲裁に入ろうとしたその時、宗一の弟・太一(林裕太さん)が一ノ瀬家を訪れてきました。安に思いを寄せる太一は、「安さんにお伝えしたいことがあって訪ねてきてしまいました」と切り出し、一同の前で「安さん…今ならまだ取りやめることができます。兄との結婚を考え直してくれませんか? もし安さんが望んでくれるなら、私は家と縁を切っても構いません!」と思いをぶつけました。

しかし、安は太一に向き直ると、「お断りします」ときっぱり頭を下げました。

SNSの反応

『風、薫る』の第56話の放送に対し、SNSでは安の縁談の行方と環の健気な姿に大きな反響が寄せられています。

■「太一はありえない!?」安の突然の結婚迷走と槇村兄弟に視聴者もハラハラ:自ら紹介を頼んだはずの縁談に対し、突如として迷いを見せ始めた安。視聴者からは「マリッジブルーでは?」「自由奔放すぎる」と驚きつつも、現代のように自分の意思で未来を選んでほしいと願う声が上がっています。一方で、安に想いを寄せる弟の太一から届く頻繁な手紙に対しては、「しつこい」「頼りない」といった厳しい意見が続出しました。

■「寂しいけれど幸せになって…」環の健気な優しさと大きなリボンに共感の嵐:安との別れを心から寂しく思いながらも、大好きな彼女の幸せを最優先に願う環の姿には、「健気で泣ける」「優しさが詰まっている」と感動の声が殺到しています。親代わりのように愛情を注ぐりんや安との絆の深さが、視聴者の心を温かくしているようです。また、環が身につけていた大きなリボンに対しても「美しくて可愛い」「結んであげるりんの姿にキュンとする」と、丁寧な日常の描写やビジュアルの愛らしさを称賛するコメントが多数寄せられました。

ライターコメント

「奥さま」になることが女性の最大の幸せとされていた時代に、自らの生き方に疑問を持ち、立ち止まる安の姿は、現代を生きる私たちにも深く通じるものがあります。母・美津の「女だけで生きていく辛さは骨身に染みている」という怒りも、決して古い価値観の押し付けではなく、過酷な現実を知る親ゆえの切実な愛情であり、どちらの言い分にも胸が締め付けられますね。この先、登場人物それぞれが「本当の幸せ」の形をどう見つけ出していくのか。今後の放送からますます目が離せません。

『風、薫る』過去記事

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