ニホンザルのパンチくんが群れ入れを目指して奮闘する、千葉県にある市川市動植物園。先週末はパンチくんのケガをめぐり、同園の公式Xでは多くのファンからの心配やエールが交錯しました。そんな今だからこそ、パンチくんが「オランママ」ことオランウータンのぬいぐるみを持って、慎重にサル山へと姿を見せたころの様子を振り返ってみたいと思います。
オランママといつも一緒だったころ
昨年7月に生まれ、母ザルの育児放棄によって人工哺育で育てられてきたパンチくん。そんなパンチくんは、今年に入ってサル山にデビューしました。当時は、育ての親である飼育員から渡されていたオランウータンのぬいぐるみ「オランママ」と、ずっと一緒にいました。

自分の体と同じくらい大きなオランママを、一生懸命に引きずって歩いたり、上に乗ったり。ときにはオランママに寄っかかったまま、サル山の中で眠ってしまうこともありました。

また、オランママを少しだけ置いて、木の枝に乗って遊ぶ姿も。オランママのそばから少しずつ離れては、遊び、またオランママの元へ戻るということを繰り返していました。
仲間との触れ合い 群れ入れのためのステップ

オランママを心のよりどころとして育ったパンチくんも、少しずつほかのサルたちと交流するようになっていきました。
パンチくんは今も、パンチくんのペースで必死に頑張っています。これからも、パンチくんの成長を信じ、群れ入れを静かに温かく見守っていきたいですね。

■市川市動植物園:公式サイト
ライターコメント
今回掲載した写真は、今年の3月に撮影したものです。当時のパンチくんは、サル山の中ではオランママと一緒に過ごす時間が多かったように思います。1頭でマイペースに過ごしていることもありましたが、ときおり他の子ザルと無邪気に遊んだり、大人のサルに優しく毛づくろいをしてもらったりする姿を見つけるたび、胸が熱くなった記憶があります。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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