女優の石橋静河さん(32)がヒロイン葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)。13日放送の第12回では、婦人記者を目指す親友・角田忍(木竜麻生さん)の決意が、教師像に悩む珠の背中を力強く押す姿が描かれました。さらに新学期には、化粧をして登校した珠を教頭が非難するなか、新任教師・島村辰彦(工藤阿須加さん)がスマートにかばう場面も描かれ、今後の二人の恋の芽生えを予感させる展開に、多くの視聴者が胸をときめかせています。
『ブラッサム』作品概要(※敬称略)
簡単な計算ならできるようになった次郎
珠が教員になって1カ月が経ったころ、勉強が苦手な花田次郎(渋谷そらじさん)は、珠の優しい指導の甲斐あって、指を使った簡単な計算ならできるようになっていました。珠はそのことに感動していました。
ほかの教師たちは2組の子供の成長など気にも留めていませんでしたが、珠は自分の仕事にやりがいを感じていました。
「もっと頑張って稼ぐけぇね」という珠
その日、珠は初めての給料を受け取り、帰宅すると継母のリョウ(国仲涼子さん)に「使うてください」とお金を渡しました。リョウはそんな珠に感謝の言葉を述べ、珠も「もっと頑張って稼ぐけぇね」と意気込みました。
1学期の終わりごろになると、次郎は学校を休むようになっていました。珠は教頭に次郎の家を訪ねたいと申し出ますが、放っておくようにと言われてしまいます。
「うちらは『黎明』の同志」と伝えた忍
珠が思い悩むなか、忍が訪ねてきました。
仲のよかった橋本タエ(中井千聖さん)と森岡稲子(華優希さん)はすでに嫁いでいましたが、忍は親が勧める縁談を拒否して、東京へ行く決心を固めていました。
「逃げるんとは違う。『挑む』んじゃ」と語る忍は、つてはないものの、東京で婦人記者になり、自分の気持ちを言葉にすると力を込めました。そして、別れ際に珠に「うちらは『黎明』の同志。忘れたらいけんよ」と伝えました。
振り返ることなく前を向いて歩く梅
そんな中、珠の幼なじみの岩田梅(松本穂香さん)の嫁入りが行われました。梅の行列を、向かいの乾物屋で働く徳一(井上拓哉さん)は帽子を目深にかぶりながら見つめ、徳一に思いを寄せる梅は振り返ることなく前を向いて歩きました。
自宅へ戻った珠は、梅や忍の言葉をかみ締め、物思いにふけっていました。そんな中、ふと鏡に向かい、化粧をすれば、少しは立派な先生に見えるかもしれないと思い立ちます。
リョウの手助けで紅を塗ると、鏡の中の自分が別人のように感じられました。珠は、新学期から化粧をして学校へ行くことを決意しました。
「広島じゃあ当たり前でしたよ、お化粧」と珠をかばう島村
そして迎えた新学期。化粧をして登校した珠は、早速、教頭から浮かれていると非難されてしまいます。珠は浮かれているわけではないと否定しますが、教頭は聞き入れません。
そこへ、新しく赴任してきた教師・島村がやって来ました。島村は「はじめまして、島村辰彦と申します。広島の高等師範学校を出まして、3年ほど向こうで教えておったんですが、この夏、山口に戻ってきました。よろしくお願いします」と挨拶。島村は1組を担当することになりました。
そして、教頭がなおも珠の化粧を非難していると、島村が「広島じゃあ当たり前でしたよ、お化粧」と言い、別段おかしなことではないとかばいました。珠は島村にお礼を言いますが、島村は本当のことを言ったまでといい、珠の化粧が似合っているとほめました。
SNS「これは惚れる」と島村の登場を喜ぶ声多数
『ブラッサム』の第12回の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
第12回は、登場する女性たちがそれぞれの道を歩み始める転機となる回でした。親が勧める縁談を断り、自らの意志で東京へ向かう忍の力強さと、徳一への思いを断ち切って嫁いでいく梅の切なさ。対照的な2人の決断が、大正時代における女性の生き方の難しさを浮き彫りにしています。そして、親友たちの生き様に背中を押され、化粧という「武装」でモヤモヤを断ち切った珠。そんな珠の前に颯爽と現れた島村先生のスマートな助け舟には、思わず胸がときめきましたね。どんよりとした職員室に新しい風を吹き込んでくれそうな島村先生と珠が、今後どのような関係を築いていくのか。ますます展開が楽しみになってきました。
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