【夏の城崎。夜さんぽ】
こんにちは。大阪市出身、城崎温泉在住のまみこです。
いよいよ夏本番。今年も「夢花火」の季節が始まったでー!!!

城崎温泉では夏の期間、打ち上げ花火があがります。
(開催日時は後で詳しく説明するよー)
たった5分間の短い時間。
でも、そのひとときが、心にぽっと灯るような、忘れられへん夏の思い出になるんよなぁ。
私は2年前に大阪から城崎温泉に移住してきたんですが、はじめて夏の夜の城崎を歩いたときの、あの感動は今でもよう覚えてます。
昼のにぎわいとはまた違う、夜は幻想的でちょっと大人な落ち着いた雰囲気。
今日はそんな〝夜の城崎〟の魅力をお届けしますね!
昼、夕暮れ、そして夜へ。城崎の時間の流れを楽しんで
昼の城崎は、どこか開放的な雰囲気。

気になるカフェにふらっと立ち寄ってみたり。おみやげ屋さんをのぞいて、旅の記念を探したり。
自然を感じながらのんびり過ごせるのが、昼の城崎のええところ。
けど、日が傾きはじめると、町の空気が少しずつ変わってくるんです。
夕暮れのやわらかな光に包まれて、まち全体がちょっとずつ落ち着いた表情に。

そして、夜になると──。
川沿いにぽつぽつと街頭が灯り、昼とはまったく違う、幻想的な空気に包まれます。

気温が下がり、湯上がりのほてった身体に、夜風がちょうど気持ちいい。
「城崎って、こんな顔もあったんやなぁ」って、ふっと思える瞬間です。
5分間だけのごほうび。夢花火を見に行こ!
夜の城崎の目玉は、やっぱり夢花火!

7月30日~8月22日の平日限定で打ち上げ花火があがります。
(※除外日:8月11日〜8月15日)
時間は夜の9時から5分間。約200発の花火が城崎の夜空を彩ります。
都会の大きな花火大会と比べたら、規模は小さいけど、静かな温泉街の中で見上げる花火は、なんとも言えん良さがある!
私のおすすめの観覧場所は、大谿川の「辨天橋(べんてんばし)」から。

ここから見ると、川の真ん中にちょうど花火が上がるねん!
花火が水面に映ってめっちゃ綺麗!
「辨天橋」は人気の観覧スポットやから、少し早めに外湯から上がって、橋の上で待つといいかも。
5分間の夢花火が終わると、地元の人も観光客も、拍手を送ります。
「あぁ~めっちゃ綺麗やったな!来てよかった」
そんな声と拍手が温泉街に響く、なんとも言えん幸せなひと時です。
城崎の夜のさんぽ、最高
花火を見終えたら、夜の温泉街の散歩もおすすめ。
夜の城崎温泉は、温泉街の中心から西側の「湯の里通り」が賑わいます。

お土産屋さんや遊技場、バーなど夜も営業しているお店が多く、花火の後でも楽しめます。
冷たいラムネを飲むのもよし、ソフトクリームを食べるもよし。
ちなみに「湯の里通り」にはソフトクリーム屋さんも沢山あるから、お気に入りを見つけてみて!
私はヨーグルトソフトを食べました(笑)

瓶のコーヒー牛乳を飲むのも、いいよなぁ~!
最近は瓶のコーヒー牛乳の販売が少なくなっているけど、城崎温泉の外湯内の自販機は、まだ瓶で販売してるねん!(2025年8月現在)

湯上りのコーヒー牛乳は、なんであんなに美味しいんでしょうね(笑)
「温泉に来たなぁ」って、しみじみ実感する瞬間やと思います。
またひとつ、夏の思い出を
花火を見て、夜風を感じながら、静かな町を歩いて。
そんな何気ない時間の中に、「また来たいな」って思える瞬間がきっとあるはず。
城崎の夏の夜、ぜひゆっくり歩いてみてな~。
ほなまた、次回をお楽しみに。
(不定期連載)
【プロフィル】まみこ
大阪市出身。大学時代、ミスゆかたコンテストで準グランプリを獲得し、10代目城崎温泉観光大使を務める。大学卒業後は呉服屋に就職し、その後ライブ配信(ライバー)で独立。2023年3月、兵庫県豊岡市の地域おこし協力隊として城崎温泉に移住。現在は地元企業と連携し、温泉ゆかたのレンタル・販売店をプロデュースしたり、SNSで城崎の暮らしを発信したりしている。
Xアカウント:@mamiko_onsen