【自己紹介、城崎の魅力と移住した経緯】
はじめまして! 大阪市出身で、今は兵庫県豊岡市城崎温泉(きのさきおんせん)で暮らしてる「まみこ(Xアカウント:@mamiko_onsen)」と申します。
この連載では、わたしが感じた城崎や豊岡のええとこ、そして温泉街での暮らしを、ゆる~く大阪弁で書いていこうと思っています!
現在私は、城崎の地元企業さんと一緒に、城崎温泉でゆかたのレンタル・販売店をプロデュースしたり、SNSで城崎の暮らしを発信したりしています。
温泉がめっちゃ好きで、実はほぼ毎日、どっかの外湯に入ってるんですよ。
贅沢やけど、もうやめられへん(笑)
わたしと城崎温泉の出会いは、大学生のとき。
「ミスゆかたコンテスト」に出たことがきっかけで、10代目の城崎温泉観光大使として活動させてもらいました。

そのときから、この町のやわらかい空気や人のあたたかさ、そして城崎の〝ゆかたが正装〟っていう文化に、すっかり惚れてしもたんです。
大学を卒業してからは呉服屋さんに就職して、その後はライブ配信(ライバー)で独立。
スマホひとつで仕事ができるようになったことで、「大好きな浴衣や着物で、いつか自分で商売がしたいなぁ」って、なんとなく思うようになってきたんです。
そんなとき、2023年3月に豊岡市の地域おこし協力隊(※)として城崎温泉に移住することが決まりました。
※ 総務省が実施する制度で、自治体からの委嘱を受け地域の活性化のための活動に携わる。

場所も人も知ってる町やったから、「ようやく戻ってこれた~」って感じで嬉しかった。
やけど、正直ちょっと不安もあった。
私はずっと都会育ちで、車の運転もしたことなかったから「地方でちゃんと生活できるんかな…」って心配やった。
けど、城崎の人たちはほんまに温かくて。
「買い物行くんやったら一緒に行こかー」って声かけてくれたり、私が体調崩したときは、わざわざ家まで薬を届けてくれたり。
そういう優しさにふれて、「ここで暮らしていけるかも」って思えたんよ。
暮らしてみてきづいたのは、城崎ってほんまに〝豊かな町〟やってこと。
毎日、気軽に外湯に入れる生活。
最初は「こんな贅沢してええんかな」って思ってたけど、気づいたらお肌はめっちゃ綺麗になるし、体もなんか軽くなるし、めっちゃ健康的。
疲れたときでも、綺麗な川沿いの景色を見て温泉につかるだけで、なんや心がすーっとほどけるんです。
ちなみに、大阪から城崎温泉までは電車で2時間半ぐらい。特急「こうのとり」や「はまかぜ」に乗ったら、乗り換えなし1本で来れるから案外近い!
城崎には7つの外湯(1か所は長期休業中)があるんやけど、わたしが特に好きなんは「一の湯」!

一の湯には、洞窟風呂があるんやけど、洞窟の中でお湯に浸かると落ち着くんよね。
一の湯前の夕方の風景は最高で…
柳が風にゆれて、浴衣での人らが歩いていて、夕暮れ時はまさに映画のワンシーンみたい。何回見ても飽きへんのです。
城崎は観光地っていうイメージが強いと思うけど、実際に住んでみると「ここにはちゃんと暮らしがあるんやなぁ」って感じます。
四季折々の自然や、地元の人たちの温かさ、イベントや日々の営みがちゃんと息づいてて。そういうところも、これからどんどん伝えていけたらなと思っています。
この連載では、城崎や豊岡のほんまの魅力、地方移住のリアル、そして温泉街での暮らしのことを、わたしの言葉で書いていきます。
「こんな場所があるんやな」「ちょっと行ってみたいな」って、読んでくれた人に思ってもらえたら嬉しいです。
ほなまた、次回をお楽しみに。
(不定期連載)
産経Podcast(聴く産経新聞)でもこの記事を紹介しています。