夏が終わる前に食べておきたい桃スイーツ
暑い夏も終わりに近づき、今のうちに食べておきたい桃。第1弾に続き、今回も特別感のある桃が主役のスイーツをご紹介します。
大行列で話題沸騰した桃パフェ、バージョンアップして登場
西荻窪のカフェ「浅煎りコーヒーと自然派ワイン Typica」で連日数時間待ちの大行列ができるなど、大きな話題を呼んだメニュー「桃とスパイスのパフェ」が、姉妹店の「Typica Inokashira」でリニューアルされて再登場しました。

アイスは、バイマックルー(コブミカンの葉)、チャイ、胡麻とピーナッツの3種類。爽やかさとエキゾチックな味わいには意外性があり、ルッコラ、塩モッツァレラと桃があわさったサラダを食べているような雰囲気にも驚かされます。
中層には大きな胡麻とシナモンの白玉が隠れており、もちもち食感と胡麻の香ばしさを、そして柑橘ジュレ、プラムのジュレで最後までフルーティーな雰囲気を堪能できます。
タイムやローズマリーなどの、ハーブ・スパイスの輪郭が鮮やかに表現された意表を突かれる味わいは、心に残る食体験になることでしょう。

桃を丸ごと贅沢に味わう
小田急線・向ケ丘遊園駅(川崎市)の近くにある焼き菓子と生菓子、パフェのお店「Patisserie 3104」。
店内には「日常にほんの少しの贅沢をお届けしたい」という思いから生まれた小さなケーキ「プティガトー」や種類豊富な焼き菓子が並び、カフェスペースでは旬のフルーツが主役のパフェなどが楽しめます。

現在は、桃を丸ごと大胆に使用した「桃パフェ」(今週末17時以降提供)と「桃のタルト」が販売中です。
パフェは、フレッシュな状態の桃にソルベやコンポート、コンフィといったさまざまな調理法がなされ、桃本来の美味しさが引き立つような構成に。
「夜パフェ」というシチュエーションにあわせ、ラズベリーとシャンパンのゼリーが香り付けのアクセントとして加わっており、まさに日常に華を添える贅沢な一品となっています。
ジューシーな甘さの桃の中にはラズベリーシャーベットが。鮮やかな酸味とのコントラストが楽しめます。

タルトも桃を丸ごと使用。桃を真っ二つにカットすると、中にはホイップクリームがたっぷり。クリームを軽めにすることで、食べやすく桃の美味しさが際立つように仕上げているんだそうです。
サクサクのタルト生地にしっとりアーモンドクリーム。桃の風味が入ったバターとアーモンドの香りの良さに魅了される一品です。
綺麗なピンク色の丸ごと桃スイーツを食べられるのは、日本だけではないでしょうか。秋になると食べられなくなると思うと、少し寂しい気持ちになります。
桃には腸内環境を整えたり、免疫力を高めたりしてくれる栄養素がたっぷり。今のうちにたくさん食べて季節の変わり目に備えておきましょう。
今回紹介した店舗はこちら
Typica Inokashira(インスタグラム)
Patisserie 3104(インスタグラム)
(不定期連載)
【プロフィル】megubooo
パフェを愛する花人(フラワーアーティスト)。写真撮影や旅行が好きでよく海外を旅していたが、コロナ禍を機に、もともと好きで食べ歩きをしていたパフェ・スイーツを撮影するのが日課に。いけばなで空間を装飾する活動も行っていて、「花とスイーツと人を繋ぐ」イベントのほか、百貨店のパフェ催事ではプレゼンターとして招かれた経験も。年間365軒以上食べ歩いた経験をもとに、魅惑的で美味しいスイーツを〝シズル感〟とともに皆様にお届けしていきます。
インスタグラム:megubooo