羽田空港に並ぶ日本航空(JAL)の旅客機

日航機長が飲酒で最大18時間遅れ、昨年12月に業務改善勧告の中での事案発生にSNSの受け止めは?

By - emogram編集部
喜怒哀楽

日本航空の国際線の機長が8月下旬、ハワイ発便の乗務前に社内規定違反の飲酒をして、合計3便に最大18時間を超える遅れが生じる事案が発生していたことが3日までに明らかになりました。同社は近年、機長らの飲酒による欠航や遅延といった不祥事が続発し、昨年12月に国土交通省から業務改善勧告を受けていました。

機長は現地時間8月28日にホノルルを出発し、中部国際空港へ向かう便に乗務予定でした。乗務日に体調不良を訴え、前日にホテル内で飲酒したことを認めたとしています。別のパイロットを手配しましたが、同便が約2時間、羽田行きの2便がそれぞれ18時間以上遅れ、乗客約630人に影響しました。

SNS上の感情

日航の国際線の機長が8月下旬、ハワイ発便の乗務前に社内規定違反の飲酒をして、合計3便に最大18時間を超える遅れが生じる案件が発生していたという話題に対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「怒り・批判」の声(65%)

「国交省がもっと厳しく罰しなさい!!!この機長、首だろ!!どれだけの人に迷惑かけているんだよ!!」

「は?!マジありえない!😡💢滞在先での禁酒とか、マジで幼稚園のルールじゃん?!🔥630人もの人に迷惑かけるとか、プロ失格すぎる!絶対許せない!」

「即クビで損害賠償請求するよね?JAL」

「沢山の乗客の命を預かっているんですよ🙄」

「日航機墜落から何も学んでないな」

主な「失望・落胆」の声(20%)

「信じられない…プロのパイロットが飲酒とは😱」

「JALですらコレ、日本の質は底辺に向かってる。コイツ常習犯やろ」

「最近はどの業種でも、職務に対して忠実であり、誠実な態度が見受けられない方が目立ちますね?」

「これはあかんよ」

「ダメだこりゃ🙅‍♂️」

主な「皮肉・冷笑」の声(10%)

「機長『飛び上がっちゃえば降りる頃には抜けるやん』」

「定期的に何かしら不祥事を起こすJAL」

「クイズ:JALの機長に何があった?A. 寝坊 B. 飲酒 C. 忘れ物 正解はB!」

主な「疑問・懸念」の声(5%)

「飲酒は最悪ですが、それで損害与えるほど人員がいないのも、危機管理として不味いと思います」

「遅れたぶん運賃割安にしてくれないのかしら?そっちの落ち度なんだし。🤔」

「これで企業の大切な会議が出来なくなって大損害被る会社もあるだろうに…」

「パイロット不足で勤務は過酷化の背景もある」

まとめ

今回の分析では、日航の機長が飲酒し最大18時間の遅延を引き起こした案件が生じたというニュースに対して、怒りや失望の声が相次ぎました。とりわけ安全に関わる重要な職業でこのような行為があったことへの批判が目立ちます。また、過去の日航機事故から40年という節目に何も学んでいないという指摘や、日航に対する信頼の低下を示すコメントも多く見られます。機長への厳重処分を求める声のほか、代替パイロットの確保など会社の危機管理体制についての疑問も投げかけられていました。

ライターコメント

日航では昨年4月、米国で機長が飲酒して騒ぐトラブルを起こし、羽田行き便が欠航。同12月にはメルボルン発成田行き便の機長と副機長が飲酒して出発が遅れ、口裏を合わせて隠蔽しようとしていたことも判明していました。そうした中で新たに判明した飲酒事案に対して、SNSでは「パイロットの条件に酒を飲めない人を追加したら?」と皮肉る声や「人の命を運ぶ仕事をしているという自覚をもっと持ったほうが良い」と諭すコメントも多数寄せられていました。

 

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