炎上製作委員会は22日、炎上をテーマにした日本初の体験型展示イベント「炎上展」を10月11日から11月9日まで、東京・池袋のMixalive TOKYO(ミクサ ライブ 東京)で開催すると発表しました。
23日からはローソンチケットで入場券の販売を開始。入場料は当日が税込み3400円、前売りが税込み2900円となっています。
オリジナルのトレーディングカードがランダムで1枚ついてくる「ハッピーなセット付入場券」(当日料金税込み3900円、前売料金税込み3400円)も数量限定で販売しています。
詳細は公式サイトをご確認ください。
「もしものあなた」として炎上を体験できる?
今回開催される「炎上展」は、「バズりたいけど炎上したくない」というSNS世代の思いに応え、参加者が「もしもの自分」として炎上を身をもって体験できる内容となっているそうです。
会場では、展示物を触ったり、乗り込んだりすることが可能。さまざま炎上をモチーフにした展示物を通じ、炎上との向き合い方を考えるきっかけを提供しているといいます。
炎上制作委員会のイベント告知ポスターにはアイスケースに寝そべる女性が描かれており、このポスターの内容がさっそくSNS上で話題になっています。
SNS上の感情
ネット上で見たことがあるような「炎上」をテーマにした今回のイベントに対し、SNS上ではさっそくコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この投稿に関するコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「ジェンダー表現への批判」の声(45%)
「男のやらかしを女にすり替えんなよ最低最悪のイベント。誰も行かずに赤字で終わってほしい」
「男がやった犯罪を女になすりつけるのやめてください。女性差別だよ」
「なんか炎上展がまさかの男女論の叩き棒にされててびっくりした🙃」
「なぜ男がやった事を女で描くの? ほんとこういう印象操作は胸糞でしかありません」
「何で実際やってるのは男ばっかなのに、わざわざ女にやらせた構図を炎上展のイメージアートに持ってくるかな」
主な「炎上戦略への言及」の声(25%)
「炎上展だから『広告も炎上させて広めましょう』って魂胆ですかね」
「炎上展の告知で炎上してるっぽい。狙ってやっているのかな?」
「炎上展の広告が燃え始めてるのこれ見越してのポスターだったら天才だと思うなどした」
「炎上展のビジュアルを女性にすることで炎上して宣伝として発揮してるの凄い」
主な「展示内容への興味・疑問」の声(20%)
「ここでよそ者が規約破って炎上したら『ホンモノ』」
「これやっちゃだめっていうのをできる展示ってことかな おもしろいな」
「体験型展示でアイスケース寝そべり体験とかやるとしたら『炎上の怖さを伝えて啓蒙する』より『炎上する様なことをやりたくなる心理』の方にフォーカスしてる感はある」
主な「皮肉・茶化し」の声(10%)
「燃えなきゃバズれねえぞ」
「燃やして炎上し、さらに延焼した『あいちトリエンナーレ2019』を思い出したわwww」
まとめ
今回の分析では、広告ポスターに描かれている女性に対し、「実際のバイトテロ事件では男性が起こした事例が多いのになぜ女性に変えている」のかという批判が多く見られました。なお、この批判を見据えての意見なのか、「これは炎上を狙った戦略だろう」と冷静に分析する声や、「炎上展」という企画そのものへの興味や批判も見受けられました。
ライターコメント
筆者はX上でこの告知を見たのですが、「これはそういう狙いの広告なんだろう。広報の人は天才だな」と勝手に分析していました。全世界に向けて何気なく発信した一言や行動が簡単に炎上してしまうSNSだからこそ、投稿ボタンを押す前に考えてから投稿したいものですね。