「段階ごとに呼び名が変わります」 昔の人のセンスに「なんて美しい」「知らなかった」

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ライフ

秋の夜は、空気が澄み、灯りの一つひとつがより鮮やかに見えます。

そんな静けさのなかで、線香花火の小さな火を見つめると、不思議と心が落ち着くもの。

X(旧ツイッター)では、そんな儚い光の移ろいを美しく描いた投稿が話題になりました。

みっけ(@q_micke)さんが公開したのが、「線香花火の一生」というイラスト。

火の形の変化を4つの花の名で表現し、まるで花札のような世界観で人々を魅了しています。

線香花火の4つの呼び名が話題 花札のような美しさ

投稿では、「蕾」「牡丹」「松葉」「散り菊」という4つの言葉で、線香花火の燃え方を段階的に描いています。

火の玉が生まれ、弾け、飛び散り、やがて落ちていく。その流れが、まるで花が咲いて散るように表現された一枚。

それぞれの段階に合わせて、花札をモチーフにしたイラストが添えられているのも印象的です。

赤や金の色彩が夜空の黒に映え、和の趣を感じさせます。静かな画面の中に、燃え尽きるまでの物語が表現されていました。

SNS上の感情は?

投稿に対して多く寄せられたのは、「知らなかった」「美しい」といった驚きと感動の声。

emogram編集部による独自の分析では、コメントの大半が「知識を知らなかった驚き」と「イラストへの称賛」に分類されました。

線香花火の一瞬を改めて見つめ直す人や、子どもと一緒に楽しみたいと話す人も多く、投稿が夏の情緒を呼び覚ますきっかけとなっているようです。

主な「驚きの声」のコメント(45%)

「知りませんでした!おしゃれ〜✨」

「線香花火にも名前があるんですね🎇 知らなかったです」

「これずっと春夏秋冬だと思ってた」

「呼び方は知っていましたが、花札モチーフだったのですね。なんて美しい!!!」

主な「イラストへの称賛」のコメント(30%)

「美しい!😍」

「渋くてわびさびを感じます🎇」

「素敵なモチーフのデザイン!」

「なんて美しい!!!」

主な「作者への感謝」のコメント(15%)

「みっけさんのイラストでそんな名前があるんだっていつも教えてもらってます📝」

「ありがとうございます!嬉しいです♡」

主な「詩的な反応」のコメント(10%)

「散り菊至高の芸術、線香花火の幕引き 人生最後の〝輝き〟のよう」

まとめ

線香花火の火は、静かな夜のなかで小さくも力強く輝きます。

その一瞬を「蕾」「牡丹」「松葉」「散り菊」と名付けた日本人の感性は、どこか温かく、奥ゆかしいもの。

みっけさんの作品は、その美しさを花札の意匠とともに再発見させてくれるものでした。

季節が移ろう今だからこそ、静かな光に心を寄せたくなりますね。

ライターコメント

線香花火の名前にこんなに繊細な意味があるとは知りませんでした。秋の夜に火を灯すとき、この4つの花を思い浮かべるだけで、時間の流れが少しやさしく感じられる気がします。

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