またまた値上げです!
セブン‐イレブン・ジャパンは8日、「手巻おにぎり」など海苔を使用した4商品を4月15日から7%~10%値上げすると発表しました。
昨今の海苔価格の高騰を受け、コスト上昇分を価格に転嫁するとしています。
「北海道産昆布」と「梅」の税込み価格が162円から10%アップの178.20円になるほか、「炭火焼熟成紅しゃけ」と「具たっぷり辛子明太子」は199.80円から7%高い213.84円に値上がりします。
値上げラッシュ
今年に入っても値上げラッシュの波がやみそうにありません。
すき家は3月12日に牛丼メニュー各種を3月18日から20円~50円値上げすると発表。並盛は450円から480円と6.6%、大盛は650円から680円と4.6%も引き上がりました。
これに続き、吉野家も4月7日、コメや牛肉価格などの原材料価格高騰に伴い、牛丼各種商品を10日から値上げすると発表しました。各種丼商品の「並盛」と「アタマの大盛」「大盛」は40円、「特盛」と「超特盛」は60円、「定食」は70円それぞれ引き上げます。
家庭用の食品も続々
家庭で使う食品でも値上げの発表が続いています。
日本ハムは4月1日、家庭向けと業務用商品の約220品目の納品価格を6月からそれぞれ 3%~25%値上げすると発表し、オエノングループの秋田県醗酵工業(秋田県湯沢市)も4月1日、同社が製造・販売する清酒の11商品の販売価格を7月1日出荷分から1.9~14.0%程度引き上げると発表しています。
明治も4月4日、チョコレート31品とスポーツ栄養(プロテインバー)3品の合計34品について6月1日から値上げを実施すると発表しました。上げ幅は、チョコレート31 品が出荷価格の約 10~36%、スポーツ栄養(プロテインバー)3 品が約 9~10%です。
湖池屋も4月4日、ポテトチップの「のり塩」や「金のコンソメ」など17品について、7月21日から値上げや価格を変えずに容量を減らす実質値上げを実施すると発表しました。
このほか、エスビー食品は8日、香辛料、即席ルウ、レトルト、カレー関連調味料などの家庭用、業務用の一部製品の価格を7月1日納品分から5%~25%値上げすると発表しました。
上げ幅は「家庭用香辛料」495品目が約8%~約11%、「家庭用即席ルウ」50品目は約9%~約11%、「家庭用レトルト」60品目が約10%~約11%、「家庭用カレー関連調味料」12品目は約10%~約11%などとなっています。
相次ぐ値上げの動きは家計にとって重しとなるのが確実です。
値上げで家計の負担が増す中で、賃金が上がらなければ、家計防衛のために節約志向が強まり、その結果、消費に大きな影響が出ることになれば、景気の先行きも懸念が増しそうです。