オホーツク・ガリンコタワー公式Xより

黄金に輝く名物「カニの爪」が当たるくじ!?オホーツク・ガリンコタワーが大注目

By - emogram編集部・ゆんち
ローカル

冬の北海道・紋別市。紋別は高さ12メートルの巨大な「カニの爪」のオブジェが陸上に飾られていることでも知られる「カニの爪」の街です。

今のシーズンは流氷でも有名ですが、このオホーツクの海に、突如として現れた「金のカニの爪」が話題を呼んでいます。

オホーツク・ガリンコタワー公式Xより

こ、この黄金のカニの爪は一体…。ほかの爪も気になる…。

調べてみると、この写真は流氷の観光船を運営する「オホーツク・ガリンコタワー」で販売されているくじの賞品らしいということが分かりました。

さっそく、オホーツク・ガリンコタワーの小貫山竹彦総務部長に、その舞台裏を伺いました!

1年分の在庫が1か月で完売!伝説の「カニの爪ぬいぐるみくじ」

このカニの爪の正体は、1回1500円(税込)の「カニの爪ぬいぐるみくじ」の賞品ということです。くじは特等から4等まであり、すべて紋別名物の「カニの爪」を模したぬいぐるみが当たります。

今回、数量限定のスペシャルとして「カニの爪 プレミアムゴールド」が投入され、さらなる注目を集めたようです。

オホーツク・ガリンコタワー公式Xより

カニの爪のぬいぐるみしか当たらないくじが完売するなんてことがあるんでしょうか。

小貫山さん:「2025年1月に販売を開始したところ、SNSで瞬く間にバズりまして…。1年分として用意した5000個の在庫が、わずか約1か月で完売してしまいました」

1年分が1か月で完売!恐るべしカニの爪…ではなく、SNS!

現在は在庫を補充しながらくじを継続しているそうです。しかし、この人気の秘密はどこにあるのか。小貫山さんに聞いてみると、その愛らしいフォルムと「遊べる」仕様にあるのではないかとのこと。

小貫山さん:「景品にはすべて穴が開いており、ミトンのように手にはめて楽しむことができます。特等はサイズが大きいため、頭に被ることも可能です。お客さまからは『ころんとした形がかわいい』『手を入れて遊べるのがいい』とご好評をいただいています」

頭にも!!!目立ちすぎる!

「邪魔者」を観光資源に変えた紋別市の歴史

ところでガリンコタワーがある紋別市。カニの爪オブジェを街中に飾ってしまうほどの紋別市の「遊び心」は、今に始まったことではありません。

その根底には、厳しい自然環境を逆手に取った発想がありました。

小貫山さん:「かつて、オホーツク海を閉ざす流氷は、漁業や航行を妨げる『海の邪魔者』として扱われていました。それを逆手に取ったのが、1987年に就航した世界初の流氷砕氷観光船『ガリンコ号』なのです」

オホーツク・ガリンコタワー公式HPより

驚くべきは、ガリンコ号のルーツです。もともとはアラスカの油田開発用に試験的に作られた砕氷船を観光用へと転換。大きなネジ状の「アルキメディアン・スクリュー」で流氷をガリガリと砕き割って進む豪快な姿は、2004年に「北海道遺産」にも登録されたほどです。

小貫山さんによれば、現在は2021年に就航した最新鋭の「ガリンコ号Ⅲ IMERU(イメル)」が運行。初代ガリンコ号は陸上に展示され、その歴史を今に伝えています。

流氷の下に広がる神秘の世界

流氷の最盛期には、海が水平線まで白く覆われるという紋別市。

小貫山さん:「船からは流氷を砕く豪快な振動を全身で感じていただけます。また、この時期は『流氷の天使』と呼ばれるクリオネや、天然記念物のオジロワシ、オオワシ、アザラシたちが流氷とともにやってくる、まさに生命の神秘に触れられるシーズンです」

オホーツク・ガリンコタワー公式HPより

カニの爪を被って笑う観光客の足元には、極寒の海を切り拓いてきた先人たちの知恵と、豊かな自然の営みが広がっているのでした!

ライターコメント

このカニの爪クジ、インパクトの大きさから想像以上の人気のようで、こうしている間にもどんどん売れているとのこと。「プレミアムゴールド」じゃなくてもいいから欲しい! ついでに本物の流氷も見たい! また一つ気になる「極寒のホットスポット」を見つけてしまいました。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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