米X社(旧Twitter)は25日までに、プログラム同士をつなぐ窓口となるAPIを利用した投稿プラットフォームにおける「自動リプライ(返信)機能」に対し、厳格な制限を導入することを発表しました。今回の措置は、プラットフォーム上で増え続けて深刻化している自動返信のスパムを一掃することを主な目的としています。
許可されるのは「限定的な対話」のみ
X社によると、これまで、プログラム同士をつなぐ窓口となるAPIを通じて自由に行えていたリプライ投稿ですが、今後は以下の条件を満たさない限り、プログラムによる自動返信ができなくなるようです。
リプライが許可されるケース:
元の投稿者が、自身の投稿内で対象のアカウントを「@メンション」している場合。
元の投稿者が、対象アカウントのポストを「引用ポスト(引用リツイート)」している場合。
つまり、「相手から話しかけられた場合」や「自分の投稿に言及された場合」という双方向の文脈がない限り、プログラムから一方的にリプライを送りつけることは不可能となるようです。
影響を受けるプランと例外
この制限は、幅広い利用層に適用されることになります。
対象プラン: Free、Basic、Pro、Pay-Per-Use
対象外: Enterprise(エンタープライズ)および Public Utility(公共公益)プラン
なお、リプライではない通常の「新規ポスト」については、現時点では従来通りの仕様が維持されるようです。
Botによる「インプレゾンビ」撃退へ
今回の変更は、一般ユーザーから「インプレゾンビ」と揶揄される、インプレッション稼ぎ目的の無差別な自動リプライを排除するための対策と言えそうです。「特定のキーワードに反応して自動で役立つ情報を返信するBot」などのサービス運営が困難になるという側面もあります。
SNS上の反応
X上には今回の発表を受け、多くのコメントが寄せられています。
「今まで放置してたのにやっとやる気を出したんだね」「インプレゾンビ減るといいね」「正直、投稿の内容に関係なく大量に流れてくる自動コメントは見ていて疲れることも多かったので、こういう対策が進むのはありがたいなぁと思います」などの効果を期待する声がある一方で、「実際の所どうなんでしょう」「残念ながらインプレゾンビたちは大抵APIを使っておらず、ブラウザの自動化で回避できたりもするので効果は限定的な気がしています」といった実効性に対する懐疑的な声も寄せられていました。
ライターコメント
個人的に投稿することはあまりありませんが、職業がらXを読むことが多いので、結果として本当に意見を交わしたい人の声が埋もれてしまうことを残念に思っていました。なので、今回のX社の発表は前向きに受け止めたいと思いますね。いたちごっこになるのかもしれませんが、このような取り組みは続けていただきたいです。
<ライタープロフィル>うたたね
産経新聞入社後、記者として主に社会部で事件や災害の取材に明け暮れる。経済部でもエネルギー業界を担当。この数年は紙の新聞からウエブサイトに仕事の舞台を移し、修行の毎日を送る。












