2023年に放送され、毎回予想を裏切る展開で日本中を壮大な考察ブームへと巻き込んだ日曜劇場『VIVANT』。ファン待望の第2シーズン(TBS系 毎週日曜21時〜)が7月26日(日)にスタートするのを目前に控え、本連載では前作・全10話の軌跡を1話ずつ振り返っています。連載第6回となる今回は、番組冒頭に「本日の日曜劇場『VIVANT』には一部過激な制裁シーンがありますので視聴にはご注意ください」という異例のテロップが表示され、SNSが騒然となった衝撃の「第6話」をプレイバックします!
【第6話】アリが託した謎のメモと、明らかになる父・卓の過去
大手商社「丸菱商事」のエリート社員であり、「別班」の工作員でもある乃木憂助(堺雅人さん)は、テントの幹部であるアリ(山中崇さん)から情報を引き出したことで、彼を殺すことなく、家族とともに国外へ逃がします。その去り際、アリは「俺からの礼だ」と、世界標準時の金曜日まで有効だという謎の数字が羅列されたメモを乃木に託しました。
一方、テントを追う公安の野崎守(阿部寛さん)は、乃木の父・卓の過去を洗い直していました。表向きは農業使節団の一員としてバルカへ渡り内乱で死亡したとされていましたが、実は卓が公安部外事第一課に所属するエリート捜査官であり、潜入捜査を行っていたことが判明します。テロの手口にも精通している元公安だからこそ、野崎は「卓がテントのリーダーになっていてもおかしくない」と推理を深めていきました。
天才ハッカー・太田の奪還と、緊迫の暗号解読
そのころ、日本では誤送金事件に関与させられた凄腕ハッカー「ブルーウォーカー」こと太田梨歩(飯沼愛さん)が、1億円の保釈金を払って保釈されていました。彼女の身柄を確保し、新たな住まいを用意したのは、他でもない「別班」でした。
マンションの一室で太田を待ち受けていたのは、別班メンバーの黒須駿(松坂桃李さん)。太田は乃木がアリから受け取った謎の数字の解析を依頼されます。数字がQRコードのような役割を果たしているとすぐに見抜いた太田は、特殊なプログラムを駆使してサーバーの位置を特定し、制限時間ギリギリで解析に成功しました。
しかし太田は黒須を信用せず、かつて自分を脅迫したモニターの山本巧(迫田孝也さん)の仲間ではないかと疑い、証明できなければパスワードを教えずに自殺すると抵抗します。そこへ駆けつけた乃木が、山本に「正義の裁き」を下した映像を見せたことで、ようやく太田は彼らを信用したのでした。
公安のガサ入れを躱す別班の知略
乃木の動きから「別班が動いている」と察知した公安は、太田が隠れるマンションの家宅捜索に踏み込みます。しかし、部屋からは何一つ証拠が出ませんでした。現場に到着した野崎は、壁に穴を開けて隣の部屋へ逃げたのだと推測。その読み通り、乃木たちは住居用と作業用の部屋を壁の穴でつなぎ、公安の捜索を見事にやり過ごしていたのです。
SNSを騒然とさせた「過激な制裁シーン」
番組冒頭で注意喚起された問題のシーンは、テントのリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司さん)を中心とした幹部会議の場面で描かれました。
幹部のギリアムは、ブラジルの会社から2億4100万ドルを誤送金させ、組織に貢献したとしてベキから贈呈品を受け取ります。しかし、その中身はなんと人間の手首と耳でした。
ギリアムが銀行の協力者と共謀して多額の金を着服していたことを、ベキはすべてお見通しだったのです。日本刀を振り上げ、ギリアムを一刀両断したベキ。「我々の資金が何のために世界から集められているのか。どうして理解できない。私腹を肥やすなど言語道断だ」と一喝するその姿に、テントの恐ろしさと冷酷さが浮き彫りになりました。
『VIVANT』とは
『半沢直樹』や『下町ロケット』シリーズなど数々の大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄監督が原作、演出を務め、2023年7月期に放送されたオリジナル脚本の連ドラ。
第1シーズンでは、ロシア、モンゴル、中国などと国境を接する架空の国「バルカ共和国」と日本を主な舞台に、極秘任務を背負った自衛隊の陰の諜報部隊「別班(べっぱん)」や公安警察、そして謎に包まれたテロ組織「テント」による、息を呑む三つ巴の攻防が描かれました。そして、いよいよ始まる第2シーズンでは、前作のラストシーンの直後から物語が再始動します。
『VIVANT』:公式サイト
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