広島県福山市にある「タカオ福山動物園(福山市立動物園)」。10月20日、ここで暮らしていたピューマのオス「ビンカーン」が天国へ旅立ったと、同園が公式Xで伝えました。18歳でした。公式Xには、たくさんのファンからビンカーンへの思いが寄せられました。
すみっこでお昼寝、渋い表情
ピューマは、南北アメリカに暮らすネコ科の動物です。
公式Xのコメント欄には、ビンカーンの姿を思い出す声がたくさん寄せられました。「いつもすみの方でお昼寝をしている姿が大好きでした」という人もいれば、「あなたの渋い表情が大好きです」という人もいました。
ときには、来園者に向かって「シャー」と威嚇する姿も見せていたようです。「もう一度あのシャー!を見たかった」というコメントもありました。

公式Xに投稿されるビンカーンの姿を、楽しみにしていたファンも多かったようです。「ツイッター始めてからずっと見てた子だ」「ビンカーンさんのポストを見るのが大好きでした」という声や、「今年1月、初めて来園した時にビンカーンくんにも会えました」という声も寄せられています。
治療を続けたビンカーンの日々
ビンカーンは腎不全を患い、治療を続けていました。同園によると、ビンカーン自身の頑張りもあって、一時は食欲も戻っていたそうです。
しかし、しだいに治療が効かなくなり、具合も悪くなっていきました。園は「これ以上の負担を避けるため」に安楽死という判断をし、ビンカーンは静かに息を引き取りました。
「よく頑張ったね」
コメント欄には、治療を頑張ったビンカーンをねぎらう言葉が並びました。
「辛い治療もよく頑張ったね」「もうしんどくないね」
園のスタッフに感謝を伝える声も目立ちます。「最期まで面倒を見てくださり大変ありがとうございました」「苦しい状態が長く続かないようにしてくれてよかった」。なかには、「生かすだけじゃない、苦痛を取り除くことも大事なお仕事なんですよね」という言葉もありました。
園は、「ビンカーンを応援して下さっていたみなさま、本当にありがとうございました」とつづっています。経過の詳しいことは、あらためてお知らせがあるそうです。

■タカオ福山動物園公式サイトより:お知らせ
ライターコメント
すみっこでのお昼寝、渋い表情、そして「シャー」。コメント欄を読んでいると、ビンカーンのいろいろな顔が浮かんできました。腎不全の治療を続け、一時は食欲を取り戻すまで頑張ったビンカーン。そのビンカーンに向けられた「よく頑張ったね」という言葉の多さが、心に残りました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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