日本テレビのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」(月曜後10・0)が12日、公式サイトを更新。休止していた街頭インタビューを再開すると発表しました。
BPO審議入りの事態に
同番組は3月24日に放送された街頭インタビューで、中国出身の女性が受け答えしたカラスの食習慣に関する内容を紹介しましたが、番組と契約したフリーランスの男性ディレクターが意図的に捏造(ねつぞう)して編集したことが判明。放送倫理・番組向上機構(BPO)が放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決める事態となりました。
インタビュー再開を決断した理由について「同じ過ちを繰り返さないために、インタビューでお話しいただいた内容を複数の番組スタッフ、そして番組担当外の日本テレビ社員もチェックし、適切な編集かどうか確認することにいたしました。さらに、番組内で制作モラル向上のための研修を繰り返し実施することにいたしました。これらの再発防止策を実施できる体制が整ったため、街頭インタビューを再開することにいたしました」と、公式サイトの中で制作プロセスを見直したと説明しました。
街頭インタビュー再開に対し、SNS上では多くの投稿が行われました。
SNS上の感情
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約3.5割)
- 「楽」(約2割)
- 「怒」(約1.5割)
- 「哀」(約3割)
主な喜楽の声(約5.5割)
<喜びの声>
「応援していきたい」
「面白い番組」
<楽しみにする声>
「お茶の間に笑いを届ける」
「バカにした笑いではない」
主な怒哀の声(約4.5割)
<怒哀の声>
「演出が倫理の一線を越えた」
「せっかくの面白い番組も潰されていく」
まとめ
今回の分析の結果、街頭インタビュー再開に対して「元気をもらっていた」と好意的な反応が全体の約5.5割を占める結果となる一方、「面白おかしく編集」と皮肉る投稿など、ネガティブな意見も約4.5割あり、反応が分かれました。
ライターコメント
番組の公式サイトは「不適切な編集をしたインタビューをそのまま放送してしまい、ご協力いただいた方に多大なご迷惑をおかけし、視聴者の皆様の信頼も裏切ってしまいました。あらためて心よりお詫び申し上げます」と一連の騒動を謝罪しました。今後の番組制作には細心の注意が求められそうです。