ワイヤレスイヤホンやヘッドフォンなど、音楽機器のメーカーであるオーディオテクニカ(東京都町田市)の「言葉にできないガチでエモい音」という広告のキャッチコピーが物議をかもしています。
@esuenuesukowaiさんのこんな投稿がきっかけとなったようです。
このままだと日本が終わってしまう pic.twitter.com/qeiAcOuq3m
— さ と り (@esuenuesukowai) May 20, 2025
投稿では「このままだと日本が終わってしまう」という一文とともに、「言葉にできない、ガチでエモい音」というオーディオテクニカの広告看板の写真が添えられました。
SNS上の感情
この広告キャッチコピーに対して、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この投稿に対するSNS上の感情を独自に分析してみました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主なネガティブな声(55%)
「ガチでエモいが全然響いて来ない。若い人向けかと疎外感さえ感じる」
「本とか古文とか読む度、表現素敵すぎてびっくりする。だから、ネットはやばいとかえぐいに頼りすぎてるなって感じる」
「『言葉にできない、ーーーーー音。』だったら『おぉ、』となるのにな」
「そこを言葉にするんだよォ!!!!」
主なポジティブな声(45%)
「終わらんよ 言葉は移り変わるだけ」
「普通に「言葉だけでは言い表せない」「音に感情を乗せて」ってことを短くまとめただけなのでは」
「そんなにイヤじゃないけどなあ」
まとめ
今回の分析では、ネガティブな反応が65%を占めるという驚きの結果になりました。コメントの中には「言葉にできない」と言いながら「ガチでエモい」という言葉で表現していることの矛盾を指摘するものが多く見られました。また、若者向けの言葉遣いに対する批判と、言語の変化は自然なことだという意見の両方がありました。
ライターコメント
筆者もライターになってから、流行りの言葉やキャッチーな言葉に頼ってしまうときがあり、少し反省することが多々あります。今回、ネガティブな反応が大部分を占めたのは、有名な企業のブランド広告ということもあって、流行りの言葉ではなく、もっと深く刺さる言葉で表現してほしかったという願望もあったのかもしれませんね。