6月17日～25日|B型は運命のイタズラ!|今週の血液型×ととのいタロットで運勢占い

『グレート・ギャツビー』は、ちょうど【運命の輪】らしく、ぴったり百年前の1925年に発表されて以来、現代にいたるまで、世代を超えて読み継がれてきた作品です。

アメリカ文学のスタンダードの一つであり、それぞれの時代やトレンドを反映した映画化も繰り返されてきました。

2013年に映画化された際は、レオナルド・ディカプリオさん(50)が演じた「成功した男」ギャツビーの孤独と執着、そして夢に殉じる姿が、美しくも切なく描かれました。

豪奢で華やかなパーティー、ジャズが鳴り響く夜、きらびやかな衣装と映像美。

でもその裏には、「過去に囚われた男」の、壊れた【運命の歯車】が静かに回っていたのです。

過去に恋した女性を手に入れたい、取り戻したい。
『ギャツビーは緑の灯火を信じていた』と本文中で語られたように、対岸の彼女の家の桟橋に灯る緑の光を見つめつづけました。

彼が追い続けたのは「失った時間」でした。
運命の流れは変えられないのに、それでも抗って生きる――
【運命の輪（逆位置）】とまさに同じテーマが、ここに描かれています。

2013年の映画化においては、原作やそれまでの映画での、ゴージャスでコケティッシュなヒロイン像と比較すると、ギャツビーが愛し続けた相手が意外と「可憐だが、普通っぽい女性」として描かれていたのが、筆者はひとつの解釈として受け取れるようで、印象に残りました。

未来には選択肢がいくらでもあるのに、「自分の執着」そのものを美化して、過去の理想にしがみついてしまうこともあるのかもしれませんね。

同じところをぐるぐる回っているような感覚があるなら、過去の理想は、いまも本当に必要かどうか問い直しながら、どんどん未来へ書き換えてみてください。
過去から自由になれるはず。

進んでいるようで、実は少しずつ後ろに押し戻されていくような感覚。
懸命にオールを漕いでも、報われないように感じる時期。
「うまくいかない」「進んでいる気がしない」、「それでも、生きるとはそういうことなのだ」と、物語の最後に語られるこの一文は、静かに心に寄り添ってくれます。

「運命」という大きな流れのなかで、私たちはときに無力で、不安定で、逆風にあおられる存在かもしれません。

でも、ボートを漕ぎ続けることそのものが、意志であり、希望なのです。

今週のB型さんは、無理に流れに乗ろうとせず、静かにオールを握り直す時期。
「いま」という流れにそっと抵抗しながらも、
その先に続く光へ――あなたは、ちゃんと向かっていることを忘れずにいてくださいね。

今週も、あなたの気持ちが整う生活を応援しています♪

それでは、また来週!