日本気象協会は12日、「2025年桜開花・満開予想(第4回)」を発表しました。
今年の開花は、16日に愛媛県の宇和島からスタートし、22日には宮崎や東京で、23日には鹿児島、高知と続き、24日には福岡、25日には名古屋、27日には広島や大阪でも開花し、3月下旬に開花ラッシュになると予想されています。
桜と言えば「ソメイヨシノ」が一般的によく知られていますが、実はソメイヨシノは、その木々の多くが高齢化しています。
高齢化対策として、新樹の植樹対応を行う自治体も増えていますが、ソメイヨシノは、2つ以上の植物を人為的に接合して1つの個体にする栽培技術「接ぎ木(つぎき)」でしか繁殖できないクローン植物であり繁殖に技術が必要なことから、近年はソメイヨシノ以外の桜の植樹も進みつつあります。
その中でもポスト「ソメイヨシノ」の有力候補とされているのが、ソメイヨシノ系の「ジンダイアケボノ」ですが、そのジンダイアケボノよりも前に見頃になるのが、 早咲きの桜として知られる「春めき桜」です。「春を呼ぶ桜」というキャッチコピーで広がりを見せる「春めき桜」は、「河津桜」などと並び、早咲きの桜の一つです。これまでの桜よりも香りが強いこともあり、「香りも楽しめる桜」として知名度が高まりつつあります。
春はまず「河津桜」や「春めき桜」を観賞し、その後、3月中下旬以降に満開を迎えるジンダイアケボノ、ソメイヨシノを様々な名所で堪能したいですね。