日本人女性として初めて北極点に到達した冒険家で女優の和泉雅子(いずみ・まさこ)さんが9日午後1時3分、原発不明がんのため自宅で死去しました。77歳。東京都出身。所属事務所によると、生前葬を営んでおり、葬儀は故人の遺志で行われません。
「銀河鉄道の彼方に飛んで行ってしまわれたのですね!」
和泉さんは子役を経て、1961年に日活に入社し、「七人の挑戦者」で本格的に映画デビュー。「非行少女」や「エデンの海」など、多くの映画に出演しました。また山内賢さんとのデュエット曲「二人の銀座」が大ヒットしました。
訃報を受け、和泉さん、松原智恵子さん(80)とともに「日活三人娘」と呼ばれた女優、吉永小百合(80)がコメントを発表。「日活時代、まあ坊、サーネーチャンと呼び会いとても仲良しでした。休日に、目の不自由な方達のためにと、我が家で『銀河鉄道の夜』をテープレコーダーに吹き込んだこと、忘れられません。冒険家になられてからは殆んどお会い出来ませんでしたが、今、銀河鉄道の彼方に飛んで行ってしまわれたのですね! ご冥福をお祈り致します」と故人をしのびました。
SNS上の感情
和泉さんが77歳で死去したことについて、SNS上では多くの投稿が行われました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「哀しみ」の声(65%)
「一時代を築いた方の逝去は悲しい」
「女優も冒険家も自分の興味、関心に忠実に生きた証」
「潔く自分らしい人生をまっとうした」
「再び世間に出た時は日焼けしたたくましい女性探検家になっていた」
「女優から冒険家にシフトした事情を知りたい」
主な「称賛」の声(35%)
「演技力のある方」
「素晴らしい生き方」
「やりたいことをやれた幸福な人生」
「素敵な笑顔を思い出す」
「天国でもデュエットできるといい」
まとめ
今回の分析の結果、和泉さんが77歳で死去したことについて、「女優と冒険家なんて素晴らしい」「女優時代と果敢な冒険家時代、どちらも魅力的な女性」と指摘する声が寄せられました。
ライターコメント
和泉さんは1985年に隊長として遠征隊を組織し、北極点到達に挑戦しましたが断念。1989年に2回目の挑戦で、出発から62日目に日本人女性として初めて北極点踏破に成功しました。SNSでは「常に前向きな人生を送った」と評価する意見も見られました。