26日、Xである投稿が話題となりました。
それは「カードキャプターさくら、ここでかなり顔が引き攣った」という一文が添えられるとともに、さくらの両親の年齢が明らかになる漫画の一場面を切り取った写真の投稿です。
年齢が明らかになる漫画の一場面には、「お母さんは十六歳のときに二十五歳のお父さんと結婚したんだって 十六歳ってことは高校生だよね」と書かれていたため、年の差恋愛や学生結婚、各キャラクター設定などについてX上で話題に。
その結果、「カードキャプターさくら」「CCさくら」に加え、「令和の倫理観」がX上で一時トレンド入りしました。
カードキャプターさくら
女性漫画家集団「CLAMP(クランプ)」が講談社の少女漫画雑誌「なかよし」で1996年6月号から2000年8月号まで連載した漫画を原作としたアニメ。主人公の木之本桜がある日、父の書庫で見つけた本に封印されていた魔法のカード「クロウカード」を解放してしまい、カードを回収して再度封印するためカードキャプターとして活動する物語。
SNS上の感情
今回の「カードキャプターさくら」に関する投稿に対し、SNSではたくさんの反応が寄せられていました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「楽(ユーモア・笑い)」の声(40%)
「源氏物語とかも読めないねw」
「とってもラッキーマンの主人公のママンだって結婚した時JKだったんだぞ」
「マーマレードボーイ見たら失神するでしょうね」
「寺田先生はもっとやばい」
「教師と小学生の方がやべえ」
主な「怒(批判・指摘)」の声(35%)
「漫画はあくまでもフィクション どうぞ勝手に顔引き攣らせてくださいな」
「お兄さん(桃矢)とお母さんの年齢差が17だからお父さんは手を出しちゃった結果の責任をとった誠実な人と考えればまあ…」
「漫画の設定を本気にしてリアルでやらこそうとするバカがいるんだよな」
「いや、30年前の当時の価値観でもアウトだったよ」
「女性漫画家っておじさんと結婚するの好きだよね」
主な「喜(応援・エール)」の声(15%)
「CLAMPは神」
「作品が描かれた当時の価値観や背景を理解した上で楽しむのが自然ですよね」
「CCさくらは、誰を好きになってもいいんだよ、という優しい世界観の漫画なので…」
「お互い、そして家族の同意があるんだから問題ねぇよ」
「9歳差? ありでしょう…。一回り差じゃないし。オケーオケー」
主な「哀(心配・同情)」の声(10%)
「こういうのに嫌悪感を感じる層が増えてる辺り現代の偏狭さが出てて悲しくなるね」
「女が若いと男がロリコンと責められ、加藤茶夫婦のようにある程度女が問題ない年齢の年差結婚をすると金目当てと女が責められる」
「そういう子もいるよねー、ぐらいだったな」
「漫画やアニメはファンタジーなんだと理解してほしいですね」
まとめ
今回の分析では、「カードキャプターさくら」に登場するキャラクターたちの年の差恋愛や学生結婚に対し、さまざまな意見が寄せられました。ポジティブな反応は、これはエンタメであることや、年齢や立場はあれど作品自体はすばらしさ、当時と今の価値観や時代的背景の違いから問題ないことを指摘する声で、ネガティブな反応としては、年齢や立場の違いから恋愛をしてはいけない、おかしいという声がありました。
ライターコメント
「CCさくら」はじめCLAMP作品を愛している筆者は、普段は静かにパソコンのエンターキーを押すのですが、記事作成中はだんだんとキーボードをたたく勢いが強くなっているのに気が付きました。年齢差が気にならないほどすてきな世界観の作品なので、コメント欄にもあるように、この作品のキャラクターたちが抱く「好き」という感情の受け止め方は大人にも刺さるものだと思います。これを機にぜひ見てほしいと思います。