大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会副会長の吉村洋文・大阪府知事は11日、大阪市の人工島・夢洲の万博会場内で毒を持つセアカゴケグモが見つかったことを明らかにしました。吉村氏は「会場でセアカゴケグモを見つけたらスタッフに伝え、かまれた場合は救護所で治療を受けてほしい」と呼びかけました。
吉村氏によると、セアカゴケグモは府内全域で確認され、素手でつかんだり、さわったりしなければかまれることはないが、協会が駆除を予定しているとしています。
オーストラリア原産の特定外来生物
府によると、セアカゴケグモはオーストラリア原産の特定外来生物。国内では1995年に府内で確認されて以来、全国に拡大しました。体長はオスが2・5~3ミリ、メスが1~1・4センチ。メスは黒い体の腹側に赤色の砂時計のような模様があり毒を持ちます。かまれると針で刺したような痛みが全身に広がり、悪化すると多量の汗やさむけ、はき気を感じますが、重症化することはほとんどないとされています。
SNS上の反応
大阪市の人工島・夢洲の万博会場内で毒を持つセアカゴケグモが見つかったというニュースに対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「懸念・警戒」の声(42%)
「セアカゴケグモ、怖いね…!」
「めっちゃ怖いわ。危険生物が万博会場にいるとか絶対嫌だよね」
「素手で触ったりするのは危ないそうです。気を付けましょう」
「触らない様にして下さい!🕷 もし刺されたら流水で洗浄して!特にお子さんには気を付けて!」
主な「情報共有」の声(28%)
「かまれると針で刺したような痛みが全身に広がり、悪化すると多量の汗やさむけ、はき気を感じるが、重症化することはほとんどないという」
「決して素手で捕まえたり、触らないようにしてください」
主な「冷静・客観的」な声(18%)
「セアカゴケグモって普通に公園のトイレとかにもおるのに、なんで万博会場で出たからといって驚くんやろ」
「セアカゴケグモなんてどこにでも居るけど?一昔前なら衝撃的だったけど、今は定着しつつある」
「灯火採集にいくとセアカゴケグモだらけなのだが積極的に駆除した方がいいのだろうか」
「セアカゴケグモ普通に港部以外にもいるしヒアリも今後が少し不安だな…」
「今さら!? ヒアリもおったやろ?」
主な「批判的」の声(7%)
「不衛生なんだよ」
「強制閉幕したら」
主な「冗談・皮肉」の声(5%)
「セアカゴケグモの駆除に天下無双、ゴキすぅ~ぽん!」
「セアカゴケグモってえっちな体してるな……?」
まとめ
今回の分析では、万博会場でセアカゴケグモが発見されたというニュースに対し、多くの人が危険性を認識し、注意喚起をしていますが、一部には「セアカゴケグモはどこにでもいる」「大げさに騒ぐことではない」という冷静な意見もあります。また、毒グモの特徴や発見時の対処法についての情報共有や、自分の地域や職場でも見つかったという報告も見られます。万博会場の安全性を懸念する声や、虫などへの配慮を求める意見も寄せられています。
ライターコメント
万博会場では、5月に蚊のような見た目の昆虫「ユスリカ」が大量発生し、6月には会場南側の「ウォータープラザ」の海水から指針値以上のレジオネラ属菌が検出されています。それだけにSNS上では「一難去って 又、一難~」「碌なことない万博」など皮肉るコメントも見られます。