事故で「両下肢まひ」となり、車いすで活動を続けるアイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさん(33)が4月13日、Xを更新。女性へのAEDを巡る声に自身の思いをつづりました。
猪狩さんは「SNSで『女性が倒れていても助けるな!』『女性にAEDを使うのはリスク高いから放置』といった声が散見されていて悲しい」と投稿。続けて「AEDではありませんが私は脊髄損傷の事故に遭った際、男性に看板の下敷き状態から助けていただき、とても感謝しています。もしその男性が上記のような考えの持ち主でしたら、私は放置されて今生きていなかったかもしれません」と振り返りました。
さらに「『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません」と指摘。「その言葉が多少なりとも、貴方以外の女性の命を危機に晒していることに気付けないのでしょうか?命の危機にそんなこと気にしていられなくないですか?」と投げかけました。
そのうえで「命の危機に陥ったことが無いから、そういう言葉が出て来るのかと思います」と言及。「私が命の危機にあった時、男性に触られたら恥ずかしいとか、下着を見られたら恥ずかしいなんて頭の片隅にもなかったです。ただ今の苦しみから救ってほしいということだけでした」と当時の心境をつづりました。