閉幕まで残りわずかとなった大阪・関西万博を巡り、大阪府市などによる大阪ヘルスケアパビリオンでスタッフユニホームを返却する際、回収時にはさみなどで切った上で返却するよう指示があったとされることについて、大阪府の吉村洋文知事は11日、自身のXを更新。「このやり方はおかしい」と指摘しました。
吉村知事はXで「もともと貸与品で転売防止やリサイクルの観点から回収は必要だと思うが、このやり方はおかしいと思う。事実関係含めて確認します。ユニホームにはたくさんの思い出も詰まっている」と書き込みました。

関係者によれば、すでにユニホームの回収は始まっているといい、スタッフからは「一生懸命活動して思い出がいっぱいあるユニホームなのにつらすぎる」と悲しみや驚きの声が上がっているようです。
SNS上の反応
万博の大阪ヘルスケアパビリオンでスタッフユニホームを返却する際、回収時にはさみなどで切った上で返却するよう指示があったとされることについて、大阪府の吉村知事が「このやり方はおかしい」と指摘したことに対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
分析の結果、コメントは主に以下のように分類されました。
吉村知事に対する主な「批判」の声(50%)
「自分がとやかく言う話違うで」
「自分達の作ったルールやろ おかしい思うなら、ルールを作る時点で修正しとけ 何被害者面しとんねん」
「最初からちゃんとリスクマネジメントしとかないと。本当、今回の万博は入場者数ばっかり気にして10万人くらいまでがキャパなのに、制限せず入れるだけ入れて何が成功か?」
「何で他人事?あなたは万博協会の副理事でしょ?いわばそっち側の人間。協会の会議でまず言えばいいやん。私は庶民の味方感がいやらしい」
「今頃なんやねん❗️アンタ、万博協会の理事とかちゃうんか‼️エエ加減にせえよ、ホンマに💢💢💢‼️」
主な「支持」の声(30%)
「制服を悪用する人多いんですよ。それに、需要もあるんですよね。制服着る仕事場では、制服の返還は相当に厳しいです」
「時代が時代だから感謝の気持ちで着た本人がハサミを入れて返却した方が色んな負担も増えずに良いと思うな。性善説に任せてたら色んな問題が起きる」
「でも絶対転売ヤーは いるはずなので そのくらいした方がいいのでは ないですか?」
「全く世間を分かってない…何でも転売される世の中…思い出だとか語るより、100パーセント回収、処分する方法を考えて、回収する現場の苦労を知るべきだ…」
「貸与品で返すんやから、切ろうが何しようが本人にとっては一緒やろ なんの問題があんねん」
主な「代替案提案」の声(20%)
「捨てるならリサイクル♻️で、欲しい人は記念にプレゼントで良いと思います。そこまでしてリサイクルしなくても良いのでは😭」
「全部回収して、後進国に寄付すればよいと思います 自分が働いていた企業は転売防止でそうしてましたよ」
「ユニフォームにしっかりボランティア個人名と個人がわかる番号?を記入して希望する人には返却 もしも転売すれば個人が罰せられますとし、あとはメルカリなどリサイクル業者に徹底的に禁止を」
「ユニホームを回収して、アーティストに万博記念の思い出としてアートをユニホームで作ってもらい、どこかに飾ったらどうでしょう」
まとめ
今回の分析では、万博の大阪ヘルスケアパビリオンでスタッフユニホームを返却する際、回収時にはさみなどで切った上で返却するよう指示があったとされることについて、大阪府の吉村知事が「このやり方はおかしい」と指摘したことに対し、多くの人が、スタッフの思い出を大切にしつつも転売防止策は必要という折衷的な意見を持っており、事前説明が不十分だった点も指摘されていました。
ライターコメント
転売が社会問題化する中で悩ましい問題ですね。様々な声が寄せられたのも納得です。