大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は4日夜、噴水を使った水上ショーが行われている会場南側の「ウォータープラザ」の海水から指針値以上のレジオネラ属菌が4日午後6時ごろ検出されたため、夜のショーを中止したと発表しました。5、6日も昼と夜のショーを中止します。
噴水を停止するよう助言
協会が大阪市保健所に報告したところ、噴水を停止するよう助言を受けたとしています。水質改善には着手済みです。再開の時期は改めて発表するとしています。
会場内では、中止理由について「会場整備の都合上」とアナウンスしたということです。
ウォータープラザを巡っては、大量発生しているハエの一種「ユスリカ」の発生源であることが明らかになっており、今度は菌が検出されたことで、改めて協会の管理のあり方が問われることになりそうです。
SNS上の感情
レジオネラ属菌検出で万博水上ショー中止されたことに対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「哀」(約5.5割)
- 「怒」(約3.5割)
- 「楽」(約1割)
主な「哀しむ」声(約5.5割)
「見たかったのにショック」
「結構死んでる水の印象です」
「夜に結構映えるから中止して残念です」
「短期間で解決できる問題ではないでしょう」
「衛生管理面の確認してほしい!」
主な「怒り」の声(約3.5割)
「企業なら営業停止レベルじゃないでしょうかね」
「次から次へと…。まあ、会場周辺の海水がキレイな訳がない」
「虫と菌のハーモニー 大阪万博」
「虫がいたり菌がいたり、衛生管理面の確認してほしい!」
「レジオネラ菌を媒介するユスリカが大繁殖ってどうなん?」
「元々ゴミ捨て場の上に建っているから、このところの気温上昇で菌が異常繁殖したのかな?」
まとめ
今回の分析では、大阪万博会場の海水からレジオネラ属菌が検出され、水上ショーが中止になったというニュースに対し、失望や懸念を表現する哀しみのコメントが目立ちました。怒りの声も多く、衛生管理の不備や問題の連続に対する不満が見られます。皮肉や冗談を込めたコメントも散見されました。
ライターコメント
今回のレジオネラ菌の検出を受け、 日本国際博覧会協会は4日、ホームページ上で「観覧を楽しみにされていたお客様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と陳謝。その上で「なお、水質改善には既に着手しており、引き続き、大阪市保健所と連携しながら、ウォータープラザの水質をモニタリングしてまいります」と、既に対策を講じていることを強調しました。虫に続いて今度は菌が発生したこと対し、SNSでは「虫と菌のハーモニー」「企業なら営業停止レベル」と運営の対策の甘さを揶揄する声も多く見られました。博覧会協会には、万博の来場者が気持ちよく、なおかつ楽しい時間を過ごせるよう、虫・菌に対するさらなる抜本的な対策が求められることになりそうです。