今週の血液型×ととのいタロット|A型はザ・ワールド！世界は卵！殻を破って時が!?|6月30日～7月6日の運勢占い

6月上旬は、【死神】【ペンタクルの5】などのヘビーなカードが連続で出ていたA型さん。
どうなることかと思いきや、ととのえてきたかいあって、【ワンドの2】が出てきた先週ぐらいから、あっという間に開運しつつある模様ですね♪

ちなみに、先週出ていた【ワンドの2】は、地球儀などがモチーフになっているグローバルな世界観。今週は、まさに【世界】という名のカードでした。

当たるも八卦、当たらぬも八卦といいますが、カードを引いていると、意味のつながりやさらなる展開を感じられるカードの並びが出てしまうことが、占い師としての醍醐味です。

とにかく、一か月で【死神】から【世界】まで出したA型さんの今年度は、タロットで見ると、なかなか壮大な動きで始まったのかもしれませんね。でも、もう、一安心して大丈夫ですよ♪

しかし、タロットの【世界】の本来のメッセージは、時間が止まるというよりは、「ひとつの物語が完成し、次の物語が始まる」ということ。

ヘルマン・ヘッセの『デミアン』でいえば、第八章のタイトルは「終りの始まり」。

主人公・シンクレールにとって、デミアンは〝導き手〟であり〝試練〟であり、最終的には「自分自身を見つけるための存在」でした。

世界は卵。割って出なければなりません。
つまり、内側からしか壊せない「密室」でした。

シンクレールとデミアンの関係は、ある意味、承太郎とDIOの関係に通じるところがあるかもしれません。
DIOの《ザ・ワールド》もまた、支配と孤独の密室です。

時を止め、自分だけが動ける世界。
でも、その止まった時間に、無言のまま拳で風穴を開けたのが承太郎でした。
彼は「世界」を動かすことで、未来を取り戻します。

『デミアン』のこの台詞は、『少女革命ウテナ』でもまた、効果的に引用され、繰り返されています。
主人公たちは、決闘を重ねるたび、自分の内側の殻を破り続けます。

「世界を革命する力」とは、他者のために戦いながら、最後には「自分のために生きる」ことを選び直す力でもあるのです。

タロットの《世界》は、完成と超越のカード。
でもその完成もまた、次の殻を破るための通過点に過ぎない。
世界は、卵でできている。密室でできている。
そしてそれは、内側からしか割れない。

今週のあなたも、自分の「世界」を動かしていくタイミングです。
多くの物語の主人公たちが、そうやって、殻をこわして羽ばたいていったように。

デミアンに導かれても、DIOに抗っても、承太郎のように拳で、ウテナのように愛で。

大丈夫。今週のあなたなら、きっとできます。
自分の殻を割って、その先の「世界」へ。

今週も、あなたの気持ちが整う生活を応援しています♪

それでは、また来週！